ピーター・ジャクソン監督が「ドラクエ」生みの親と対談!
2012年12月11日 11:00

[映画.com ニュース] 「ロード・オブ・ザ・リング」の60年前の世界を舞台に新たな冒険を描く「ホビット 思いがけない冒険」のピーター・ジャクソン監督が、ジャパン・プレミアでの来日時に、国民的ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親、堀井雄二氏と対談を行っていたことが明らかになった。
「ドラゴンクエスト」シリーズは、製作・開発を堀井氏、キャラクター・デザインを鳥山明、音楽をすぎやまこういちが手掛け、86年の第1作発売以来、シリーズ累計約4000万本の国内出荷本数を誇る国民的ロールプレイングゲーム。仲間たちと剣や魔法を駆使してモンスターと戦い、壮大な冒険が展開していく同シリーズでは、「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」に通じる世界観が色濃く、最新作「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」でも、映画でおなじみのエルフ族やドワーフ族などが登場している。今回の対談も、同シリーズにこうした世界観が織り込まれていることから実現した形だ。
20代の頃にJ・R・R・トールキンの冒険小説に触れたという堀井氏は、「ホビット 思いがけない冒険」をひと足早く観賞。「素晴らしい映像でした。トールキンの世界観を、誰もが納得できる映像にしたなと。どこが実写でどこがCGか分からないくらいリアルで、本当に感動しました」と感想を熱く語り、主人公ビルボに対しても「『ドラゴンクエスト』の中でも、ごく普通の少年が突然主人公に選ばれて冒険に出るという設定が結構多いんですよね。『ホビット』と、とても近いものがあると思います。今後のビルボの成長が楽しみです」と、自作との共通点を披露した。
ジャクソン監督も「私が好きなストーリーは“思いがけないヒーロー”がいるものなんです」と明かし、「まさにビルボがそうなんですが、彼は好んで冒険するわけでもないし、戦士でもなければ剣も使えない。本当は家にいたいというキャラクターなのに、旅に連れて行かれてしまいます。彼に共感しながら一緒に冒険ができる、私たち自身がビルボの気持ちになれる(作品だ)と思います」とアピールした。
今回の対談企画の全文は、12月20日発売の総合エンタテインメント誌「オトナファミ」(エンターブレイン刊)で掲載される予定。「ホビット 思いがけない冒険」は、12月14日から全国公開。
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