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小池栄子、素顔で熱演!「草原の椅子」で成島監督と2度目タッグ

2012年11月29日 07:00

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難役を演じきった小池栄子
難役を演じきった小池栄子
(C)2013「草原の椅子」製作委員会

[映画.com ニュース] 女優の小池栄子が、佐藤浩市主演で宮本輝氏の人気小説を映画化する「草原の椅子」(成島出監督)に出演していることがわかった。小池は、日本アカデミー賞を総なめにした「八日目の蝉」に続き、成島監督とタッグを結成。今作では、4歳の少年・圭輔の実母役で、あるシーンでは成島監督と打ち合わせを重ね、素顔で泣き崩れる迫真の演技を披露している。

八日目の蝉」で複雑な生い立ちのルポライターに扮した小池が、今回もまた難役に挑む。自分の思いや感情を、知り合って間もない主人公・遠間憲太郎(佐藤)に平気でぶつけられる破天荒な女性だ。

成島組への参加は、2010年春に四国・小豆島で行われた「八日目の蝉」のロケ以来。小池は「やっぱり、この成島組の緊張感は好きですね」と述懐。さらに、「この組のスタッフさんはいつもプロ意識がとても強く、役者に対する負担を少なくしていただいて、“役者は監督の思う芝居をやればいい”という整った状況を用意してくださるので、そこまでしていただいた私たちは期待を裏切ってはいけない、と思うんです。すごい緊張感ですね」と語った。

これまでにもさまざまな役どころに挑戦してきた小池だが、「今回はすごく難しい役だった」という。それでも、「監督からはいろいろな参考資料をいただきましたが、人物像の描かれていない部分も、監督がブレずにかなり細かくお持ちなので、非常にやりやすかったです」と成島監督へ寄せる全幅の信頼をうかがわせた。

同作は、カメラメーカーの営業局次長として働く遠間と、取引先「カメラのトガシ」の社長・富樫重蔵(西村雅彦)の50歳を過ぎてからの友情を軸に描かれる。ふたりと遠間の長女・弥生を介して出会った、母親に虐待されて育ったため心に傷を負った4歳の少年・圭輔、遠間が密かに思いを寄せる骨董店オーナー・篠原貴志子(吉瀬美智子)の4人は、偶然出合った写真に桃源郷を見出し、自分たちの未来のあるべき姿を探すため、「世界最後の桃源郷」と呼ばれるフンザへと旅立つ決意をする。

草原の椅子」は、2013年2月23日から全国で公開。

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