人気声優の坂本真綾「やりがいあった」“1人5役”に達成感
2012年11月27日 21:19

[映画.com ニュース] 声優の坂本真綾が11月27日、日本語版の吹き替えを担当した仏長編アニメーション「夜のとばりの物語」のブルーレイ&DVD発売記念イベントを都内で行った。本作を配給する三鷹の森ジブリ美術館の中島清文館長とともに登場し、“1人5役”に挑んだ役作りや作品の見どころを語った。
「キリクと魔女」「アズールとアスマール」で知られるミッシェル・オスロ監督が、異なる歴史や世界、文化の中で生きる少年少女の愛をテーマにした短編6編を、美しい色彩でつむぎ出した影絵アニメーション。現在大ヒット中の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」で真希波・マリ・イラストリアス役を務める坂本が、本作では“少女”役で5つのエピソードに出演しており「あるときはお姫様、またあるときは下町の娘。難しかったですけど、やりがいがありました」と達成感。「影絵が想像力をかきたててくれるし、1話ごと舞台や衣装も変わるので、自然と(役が)引き出された」と本作ならではの魅力が、役作りを後押ししたようだ。
そんな坂本に対し、中島館長は「影絵の魅力はもちろん、坂本さんの声がキャラクターの表情を想像させる、すばらしい吹き替え。もはや『坂本さんの映画』といっても過言ではない」と大絶賛。坂本は「言い過ぎだと思います……」と恐縮しきりだった。
来年1月には続編「夜のとばりの物語 醒めない夢」が日本で公開されることになっており、引き続き三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーが配給。坂本もボイスキャストとして続投し「ファンタジックな前作に比べると、よりリアルなお話が多くて、親近感をもって演じることができた」。続編は夢がテーマで「私の夢ですか? ロシアとクロアチアに行ってみたいですね。シベリア鉄道に乗ってみたいし、ミルコ・クロコップ(クロアチア出身の格闘家)のファンなので」と自身の夢を明かした。
「夜のとばりの物語」ブルーレイ&DVDは12月5日発売。「夜のとばりの物語 醒めない夢」は2013年1月19日から全国で公開される。
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