亀梨&杏、福くんの夏休みのドリル手伝う 「妖怪人間ベム」は劇場版も息ぴったり!
2012年11月20日 19:50
[映画.com ニュース]昨年放送された人気ドラマの劇場版「映画 妖怪人間ベム」の完成披露試写会が11月20日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、主人公・ベムを演じる「KAT-TUN」の亀梨和也をはじめ、杏(ベラ役)、鈴木福くん(ベロ役)、北村一輝らドラマからの続投組に加えて、劇場版の新キャストである筒井道隆、観月ありさ、メガホンをとった狩山俊輔監督が出席した。
映画は完全オリジナルストーリーで描かれ、人間を守って生きると決意した“妖怪人間”のベム、ベラ、ベロが、たどり着いた街で謎の事件に巻き込まれ、衝撃の真実に直面する。主演の亀梨は「映画ならではの迫力と、オリジナルストーリーのおかげでよりいっそう作品の深みが増した。まばたきせずに演じたので、皆さんもまばたきせずに見てください」とアピール。撮影は今年7月から8月にかけて行われ、「(妖怪なので)汗をかいてはいけないので、苦労した」と振り返った。
撮影期間は福くんの夏休みでもあり「3人そろうと、まるで小学生低学年みたいになる。一緒に算数や漢字のドリルをやった」(杏)、「亀梨さんも杏さんもすごく優しくて、勉強を教えてくれた」(福くん)。劇場版でも変わらず、息ぴったりな3人に対し北村は「まるで家族のよう」と目を細めていた。本シリーズの名台詞である「早く人間になりたい」にちなんだ質問では「早く大人になりたい。夜遅くまで撮影できるから」(福くん)、「早く子どもになりたい。夜8時で(撮影現場から)帰れるから」(北村)とユーモラスなやりとりも披露した。
一方、“新顔”の観月は、幸せな主婦でありながら妖怪の能力を身に宿す“人間妖怪”という役どころで「特殊メイクには毎回3時間かかった。素顔より評判がいいし(笑)、妖怪希望だったので楽しんだ」とご満悦。かたや、観月と夫婦役を演じる筒井は「今回オファーをいただき、妖怪役かと思っていたら、人間の役でちょっと残念」と表情を曇らせた。
ドラマ版の演出に引き続き、メガホンをとった狩山監督は「家族のような感覚で作ってきたドラマなので、今回も力は抜けなかった。特にドラマでは時間の都合で、あきらめたこともあったので、映画では妥協せずに全力で作り上げた」と誇らしげに語っていた。
「映画 妖怪人間ベム」は、12月15日から全国で公開。