来春50歳のタランティーノ、引退プランを明かす「年寄り監督にはなりたくない」
2012年11月16日 13:00

[映画.com ニュース] 今年、長編デビュー作「レザボア・ドッグス」から20周年を迎え、8本目の新作「ジャンゴ 繋がれざる者」が12月25日に全米公開されるクエンティン・タランティーノ監督が、プレイボーイ誌12月号のインタビューで監督業からの引退について答えた。
来年3月に50歳になるタランティーノ監督は、先のことは分からないと前置きした上で、「年寄り監督にはなりたくない」とコメント。「ある時期がきたら辞めたいと思っている。映画監督は、年齢を重ねても良くなることはない。大体の場合、最悪の映画というのは、その監督のフィルモグラフィー(作品リスト)における最後の4本なんだ。俺は自分のフィルモグラフィーを最も重要視しているし、1本の駄作が3本の良作を台無しにしてしまうんだよ。そんな失敗作、観客に“あぁ、こいつのセンスは20年前だな”と思われるような、ピントのズレたコメディ映画を自分のフィルモグラフィーに入れたくない。映画監督が時代遅れになるのはみっともないよ」と語った。
タランティーノ監督は、10作品を撮って監督から退くのが妥当と考えている様子。「キル・ビル」「キル・ビル Vol.2」は計1本でカウントしており、あと3作品は撮るつもりのようだ。
レオナルド・ディカプリオ、ジェイミー・フォックス、クリストフ・ワルツといった豪華スターがタランティーノ監督のもとに集結した「ジャンゴ 繋がれざる者」は、13年3月1日から日本公開。
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