クレイジーケンバンド、阿部寛主演「つやのよる」で8年ぶり映画主題歌担当
2012年11月14日 04:00

[映画.com ニュース] ファンクロックバンド「クレイジーケンバンド」が、阿部寛と行定勲監督が初タッグを組んだ「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」の主題歌のため、新曲「ま、いいや」を書き下ろしたことがわかった。同バンドが映画主題歌を担当するのは、「約三十の嘘」(2004)に提供した「あぶく」以来、約8年ぶりとなる。
今回のコラボレーションは、「(横山)剣さんの艶のある歌声はどうしようもない男と女の物語にぴったり」という行定勲監の提案に、横山が快諾したことから実現。さらに、横山のスケジュールが合わずかなわなかったが、行定監督は伊豆大島の男かバーの店長役で、本編出演を依頼していた。
同楽曲は、横山が作曲のほか行定監督とともに作詞も手がけ、つやのあるセクシーな楽曲に仕上げた。横山は「台本を読んだり、映画のプロトタイプを見たりした数日後、『ま、いいや』というフレーズとメロディーが一緒に出てきた。歌詞も考えるというよりは感覚的に出てきたものだけれど、どうしても埋まらない部分が数カ所あった。そこを行定監督にお願いしたところ、非常につやのあるセクシーな響きのある楽曲に仕上がった」と楽曲誕生の経緯を明かした。
行定監督は、「シナリオ執筆中から『クレイジーケンバンド』に主題歌をやっていただけたらと思っていたので、受けてくださると聞いたときは本当にうれしかった」を感激しきり。「デモを聞いた瞬間から忘れられないフレーズで、2回目には歌えるほど、心をつかまれるインパクトのある曲でした。この曲は映画の余韻とともに主人公のその後の気持ちを語っていますので、席を立たずに最後まで聞いてほしい」とアピールした。楽曲を聞いた阿部は、「男の弱点と女の本音を歌にした、映画を彩るとてもセクシーな男の歌。作品にさらに軽妙なスパイスをふりかけてくれた剣さんに感謝」と語っている。
原作は、直木賞受賞作家・井上荒野氏の恋愛小説「つやのよる」(新潮社刊)。妻の艶(つや)ががんに侵された現実を受け止められない男と、突然発覚した夫や恋人のかつて関係を持った女性・艶の存在に揺れ動く女の姿を描く。小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶら豪華女優陣が集結した。
「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」は、2013年1月26日から全国で公開。
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