吉永小百合主演「北のカナリアたち」興収20億円確実のスタートダッシュ
2012年11月3日 14:34
吉永は、共演の柴田恭兵、仲村トオル、森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平、里見浩太朗、そして阪本順治監督と、メイン館の東京・丸の内TOEI1で舞台挨拶。登壇者は作品への思いをステージ上の黒板に書いて披露し、「輪になって」としたためた吉永は「これほど主演ができるような人ばかりが集まって大丈夫かなという心配があったけれど、誰一人前に出ることなく心を込めて、皆が輪になって作ることができた。私も初めての経験で、本当に幸せです」と感慨深げに語った。
柴田は「海」と書き、「夏(の撮影で)に海に入ると地元の人に言ったら、『自殺行為だからやめなさい』と言われたので、監督に伝えると『じゃあ、気をつけて入ってください』と。それで入りましたけれど、その横で吉永さんは涼しい顔をしてクロールですいすい泳いでいました」と暴露。仲村は青いチョークで「崖」と記し、「崖から飛び降りようとするし、崖をふらふら歩いているし、とにかく崖っぷちが好きな役でした。先輩たちはもちろん、若い名優の素晴らしい演技を目の当たりにして、俺自身が崖っぷちだなという、ちょっとブルーな崖です」と語り、笑いを誘った。
「雪」をピンクのハートで囲った松田は、「雪の中にいる吉永さんが素敵だったので…」と告白。これには、吉永も「ありがとうございます。うれしいです」と大照れ。同じくハートを書き込んだ小池は、「私は龍平くんのマネをしただけだったのに、そういう意味があったんだ」と驚きの表情で称えた。
一方、阪本監督は「木村大作」と撮影監督の名前を一筆。「四字熟語で『かいぶつ』と読みます。マイナス20度くらいの中、ジーパンのまま海に入って『カメラはここだ!』と言っていた。何かに取りつかれている、すごいと思った。寒さは映像から感じてください」と説明した。
また、吉永は「私は来週、小学校のクラス会に出席します。皆さんも、小学校のお友達や先生のことを思い出すと思います。いい映画に参加できたことを誇りに思います」と笑顔。そして、「皆さんは初日の初回上映に来てくださいましたが、この映画は1回目より」と話すと、「2回目の方が面白い」と阪本監督が引き取り、息の合ったPRを見せていた。
なお、木村氏はこの日、監督した「劔岳 点の記」(2009年)で縁のあった富山で、初回から深夜上映まで8回の舞台挨拶を敢行。これまで全国26カ所を回り、公開後も6カ所に赴く吉永も「撮影よりキャンペーンの方が大変だけれど、大作さんには負けていられませんね」と気を引き締めていた。
配給の東映によれば、吉永主演で同じく北海道を舞台にした「北の零年」(2005年、興収28億円)とほぼ同様の出足だそうで、「興収20億円は確実。それからどこまで伸ばせるか」と期待を込めていた。
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