草なぎ剛、共演した高倉健に感謝の意「演じられたのは健さんのおかげ」
2012年10月29日 19:45

[映画.com ニュース] 「SMAP」の草なぎ剛が主演する「任侠ヘルパー」の公開を記念し10月29日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで、本作と高倉健主演の任侠映画「冬の華」(1978/降旗康男監督)を上映する“任侠映画祭”が行われた。上映後に草なぎをはじめ、共演する風間俊介、宇崎竜童が思い思いの任侠ファッションに身を包み、舞台挨拶に登壇した。
草なぎが「もっとも好きな任侠映画」だと語る「冬の華」は、殺した相手の娘を気にかけ、伯父だといつわり文通を続けながら、彼女の成長を見守る主人公の姿を描く。「もろヤクザ映画ではない作品で、任侠映画のなかでも突出している。背中や雰囲気……、とにかく健さんが格好いい」とほれぼれしていた。
高倉の主演最新作「あなたへ」で、共演を果たした草なぎは「ご一緒できるなんて奇跡的なこと。すごくうれしかった」。それだけに「家でいろいろ練習したのに、健さんの前では緊張しちゃって。とにかくNGを出しちゃいけないという気持ちばかりだった」と振り返る。そんな草なぎに対し、高倉は「緊張することはない。明るくセリフを言っていれば、成功するから」と励ましの言葉をかけたといい、「完成した映画を見たら、僕(の演技)、超良くて。自分でも頑張っているなと感じた。演じられたのは健さんのおかげ」と感謝の意を表した。
「任侠ヘルパー」は草なぎ演じる極道・彦一が素行を隠し介護ヘルパーとして働く姿を描いた同名ドラマの劇場版。映画では組を抜けて生きると決意した彦一が“任侠道”を胸に、劣悪な介護施設に入れられた老人たちや介護問題に悩むシングルマザーなど、苦しみにあえぐ人々のために奮闘する。
舎弟役で共演する風間は「彦一には、自分のルールを貫こうとする生きづらさがある」。宇崎は組長を演じており「草なぎさんは、どんなに過酷な撮影でも絶対にグチを言わない」と役者魂を絶賛していた。
「任侠ヘルパー」は11月17日から全国で公開。
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