青柳翔は次世代の三船敏郎? 「渾身」がTIFFでお披露目
2012年10月21日 14:14

[映画.com ニュース] 隠岐古典相撲を描いた日本映画「渾身 KON-SHIN」が10月21日、東京・六本木で開催中の第25回東京国際映画祭で特別招待作品として上映され、主演の青柳翔と錦織良成監督が舞台挨拶に立った。
島根県の北方50キロに浮かぶ隠岐諸島を舞台に、古典大相撲を通じて島とともに生きる家族の姿を描く。川上健一氏の同名小説が原作で、伊藤歩が青柳の妻役でダブル主演を務める。
青柳は前日に行われたグリーンカーペットにも参加し、「撮影期間が長くずっと島の人と飯食ったり酒を飲んだりして作った映画なので、とても思い入れのある作品。隠岐の人々と一緒に歩けて素直にうれしかった」と述懐。「白い船」「うん、何?」など、島根を舞台にした作品で知られる錦織監督も「150メートルがとても長かった。隠岐の皆さんもわざわざ駆けつけてくれて、まわし姿でハイアット(ホテル)のロビーを歩いていたのはおかしかった」と笑いながら振り返った。
本作は、モントリオール世界映画祭正式招待作品。錦織監督は「相撲って日本人にしか分からないのかなと思っていたけど、理解も早く好評だった。青柳君が黒沢(明)映画の三船(敏郎)のようだと映画祭のチェアマンが絶賛してくれ、ミラクルが起きて主演女優賞のプレゼンターのオファーまでいただいた」と裏話を披露。青柳は恐縮しきりだったが、「映画館で見終わった後に現地の人に『おめでとう』と言われ、その時は意味が分からなかったけど、現地の人々も日本の伝統文化に共感してくれたのだなと思うとうれしかった。『おめでとう』の意味は映画を見終えたら分かると思う」と客席に語りかけ、期待をふくませた。
最後に錦織監督は、「相撲とか伝統というと堅苦しい感じがするけど、みんなで心をひとつにして作った作品。自信を失っているような日本だけど、隠岐のみなさんがひとつになって楽しみながら伝統を支えている姿に、日本を誇りに思った」と感慨深げに語った。
「渾身 KON-SHIN」は2013年1月12日から公開。
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