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篠崎誠監督、晴れの舞台で脚本を務めた愛弟子を称賛!

2012年10月21日 21:10

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映画美学校の生徒のプロの映画スタッフがコラボ
映画美学校の生徒のプロの映画スタッフがコラボ

[映画.com ニュース] 第25回東京国際映画祭の日本映画・ある視点部門に出品された「あれから」が10月21日、公式上映され、篠崎誠監督をはじめ主演の竹厚綾磯部泰宏太田美恵木村知貴伊沢磨紀、脚本を手がけた酒井善三が舞台挨拶を行った。

昨年3月11日に発生した、東日本大震災後の人々の心情を描いた意欲作。東京で暮らす祥子は被災地で暮らしていた恋人が震災後、心のバランスを崩し入院したことを知る。彼の家族からは別れることを勧められ、面会すら断られる。そんななか、いるはずのない彼の幻影を見るようになる。

本作は、映画美学校の生徒とプロの映画スタッフたちのコラボレーションにより実現。祥子を演じた竹厚は、「最初は思うように動けなかった生徒さんたちが、日を追うごとに職人の顔になっていくのを見て『私たちも頑張らなきゃ』と思いながら撮影を進めていきました」と振り返る。

磯部は、感情表現の難しさに悩んだ部分もあったようだが「監督と話したら『磯部が演じるんだから、思うとおりに磯部の感情が入ってもいいんじゃないか』と言っていただき自信を持ってやれました」と監督に謝意。本作が4作目の篠崎作品出演となる伊沢も、「監督は裏表がないそのままの人。無理のないところから引き出してくれる監督で現場の居心地がよかったです」と最敬礼だ。

山形出身で、両親や知人が震災を経験したという太田は「地震の後で、離れている家族や大切な人をより大事にしていこうと気持ちが変わりました。そういうテイストが映画にも入っているので特に震災を経験された方は感情移入できるのではないかと思います」と語った。

篠崎監督の下で映画作りを学び、本作の脚本を執筆した酒井は「原案に近いものを監督にいただき、何度もディスカッションを重ね、学生も参加してアイディアを出し合ったので、僕はそれをまとめただけ」と謙遜気味。だが篠崎監督は、「監督は優秀なスタッフとキャストがいれば務まるけど、脚本家はそうはいかない。きっと眠れない日々を過ごしたと思いますよ」と晴れの舞台で愛弟子の苦労をねぎらい、会場は温かい拍手に包まれた。

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