劇場支配人も経験、榎本憲男監督2作目がTIFFで上映「とても光栄」

2012年10月21日 20:25

「何かが壁を越えてくる」舞台挨拶の様子
「何かが壁を越えてくる」舞台挨拶の様子

[映画.com ニュース] 劇場支配人、プロデューサー、脚本家など幅広い活動で知られる榎本憲男氏の監督2作目「何かが壁を越えてくる」が10月21日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われている第25回東京国際映画祭の日本映画・ある視点部門で公式上映された。上映を前に、榎本監督をはじめ、出演者の今村沙緒里佐々木ちあき上村龍之介が舞台挨拶に立った。

夜を徹して車を走らせる主人公3人の姿を通して、リアルな青春群像を切り取るロードムービー。2011年に劇場公開もされた監督デビュー作「見えないほどの遠くの空を」が同年、ワルシャワ国際映画祭に正式招待された榎本監督は「再び、国際映画祭という舞台で自分の作品が上映されることになり、とても光栄」と挨拶した。

今村は蜷川スタジオ出身の新進女優で「私のつたない部分も含めて、この作品を好きになってもらえれば」。共演する佐々木は「短い時間のなかで、仲良くリハを重ねながら撮影できた」と振り返り、劇中で披露したウクレレの演奏を「手にするのも初めてで練習は大変でしたが、ぜひ練習の成果を見ていただければ」とアピール。“運転手”役の上村は「芝居よりも運転していた時間が長かった」と苦笑しながら、「現場では最小限のスタッフの皆さんが、テキパキ動いてくださった。すばらしい場で上映してもらえて、うれしい」とスタッフへの感謝とともに、今回の公式上映に胸を張った。

何かが壁を越えてくる」は、篠崎誠監督の新作「あれから」との2本立てで、10月24日にもTOHOシネマズ六本木ヒルズで上映される。

Amazonで今すぐ購入
すべては海になる[DVD]

すべては海になる[DVD]

「やっぱり猫が好き」「時効警察」などの脚本を担当する“山田あかね”が、自身の小説を元に映画監督デビューを果たしたラブ・ストーリー。製作:榎本憲男
罪とか罰とか[DVD]

罪とか罰とか[DVD]

ひょんなことから警察署の“一日警察署長”をすることになった、崖っぷちグラビアアイドルを描くコメディ・ムービー!企画:榎本憲男

フォトギャラリー

DVD・ブルーレイ

Powered by価格.com

関連ニュース

オソレゾーン

映画ニュースアクセスランキング

本日

  1. ベトナムの元結合双生児“ベトちゃんドクちゃん”分離手術から35年 ドクさんの人生がドキュメンタリー映画化

    1

    ベトナムの元結合双生児“ベトちゃんドクちゃん”分離手術から35年 ドクさんの人生がドキュメンタリー映画化

    2023年10月4日 08:00
  2. 【インタビュー】二宮和也&波瑠が語り合う「アナログ」であることの良さ 撮影ではビートたけし&北野武の違いをリスペクト

    2

    【インタビュー】二宮和也&波瑠が語り合う「アナログ」であることの良さ 撮影ではビートたけし&北野武の違いをリスペクト

    2023年10月4日 13:00
  3. 韓国軍兵士が手にした1等賞金6億円の宝くじが、軍事境界線を越えて北朝鮮へ!?  「宝くじの不時着」12月29日公開

    3

    韓国軍兵士が手にした1等賞金6億円の宝くじが、軍事境界線を越えて北朝鮮へ!?  「宝くじの不時着」12月29日公開

    2023年10月4日 12:00
  4. 【本日「アソーカ」最終話配信】冷酷な“ヴィラン”スローン復活に世界が湧いた!

    4

    【本日「アソーカ」最終話配信】冷酷な“ヴィラン”スローン復活に世界が湧いた!

    2023年10月4日 12:00
  5. 「RRR」キューピー再び! ラージャマウリ監督を加えた3体セットで販売決定

    5

    「RRR」キューピー再び! ラージャマウリ監督を加えた3体セットで販売決定

    2023年10月4日 18:00

今週