「くろねこルーシー」サンディエゴ映画祭出品 塚地を「ジャック・ブラックに通じる」と絶賛
2012年9月27日 10:00
[映画.com ニュース] 「ドランクドラゴン」の塚地武雅が安めぐみと夫婦役で共演する映画「くろねこルーシー」(亀井亨監督)が、サンディエゴ映画祭の特別招待作品として選出され、9月28日に上映されることがわかった。
映画祭関係者は「塚地の演技が本当に素晴らしい。どこか憎めない風ぼうとコミカルな演技。コメディとシリアスギリギリを見せる演技に好感が持てる。頼りないキャラクターをあれだけ魅力たっぷりに演じる力はジャック・ブラックと通じるところがある」と塚地の演技を絶賛している。
9月26日に開幕した同映画祭は、今回で11回目を迎える。映画業界からの注目度も年々高まり、多数のバイヤーやプロデューサーのほか例年300人以上の映画監督、クリエーター、俳優が参加し、映画祭を盛り上げている。また、「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたジェシー・アイゼンバーグを発掘した映画祭としても知られており、アイゼンバーグは2002年公開のコメディ映画「Roger Dodger」で新人賞を受賞している。
「くろねこルーシー」は「ネコナデ」「ねこタクシー」など人生に迷う主人公と動物の絆を描いた人気シリーズの最新作。黒ネコを飼うことになった青年・鴨志田陽が、亡き父とのきずなを深める様子に迫った同名ドラマの前日譚を描く。塚地演じる陽の父親でさえない中年の“ねこ占い師”が、妻に愛想を尽かされながらも生まれたての黒ネコとの生活を通して、人生を見つめ直す。ドラマ版に参加した山本耕史、京野ことみらが共演している。
同作は同映画祭のほか、世界国際映画祭(イギリス)、マサチューセッツ・インデペンデント映画祭(アメリカ)、ジパングフェスト(イギリス)での正式招待作品にも選出された。10月6日から全国で公開。
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