向井理の「新しい稽古着を買わなくちゃ」に中山美穂苦笑い

中山が暮らす仏パリで全編ロケが敢行された今作は、北川監督が2009年に原作を担当し、漫画化された話題作。パリの街角で出会った男女の、偶然で始まるたった3日間の恋を臨場感たっぷりに描く。

企画そのものは約6年前からあったそうだが、北川監督の体調不良による入院などもあり、ようやく完成にこぎ着けた。苦難を乗り越えた北川監督は、「美穂ちゃんと岩井さんが病院にお見舞いに来てくれて、そこで打ち合わせをやったりもした」と述懐。中山は、「みんなで一緒に戦っている感じでした。けれど、岩井さんがメガホンをとっていないのは不思議な感じでしたね」と穏やかにほほ笑んだ。

八神千役の向井は、主人公・勅使河原アオイを演じた中山を「結構おっちょこちょいな方。一緒に撮影をしていて、アオイっぽいなあと感じることが多々あった」と評した。一方の中山も、「千君として目の前に現れてくれたので、呼吸の相性がいいというか、すごくやりやすかった」と語った。

また、向井は現在、舞台「悼む人」（天童荒太原作、堤幸彦演出）の稽古中だそうで、「雨が降ったりでジャージの洗濯ができていないんです。新しい稽古着を買わなくちゃ」と話し、中山の苦笑いを誘った。綾野は、「明日違う作品の撮影があるんです。セリフ覚えなくちゃ」と、それぞれが作品タイトルに絡めた今後の抱負を明かしていた。

「新しい靴を買わなくちゃ」は、10月6日から全国で公開。