全日本プロレス武藤敬司、ケビン・ナッシュと15分1本勝負の舞台挨拶
2012年9月22日 20:45

[映画.com ニュース] 映画「モンスター・トーナメント 世界最強決定戦」と「カジノ・ゾンビ BET OR DESD」の特集上映を記念し9月22日、東京・シアターN渋谷にプロレスラーで「モンスター・トーナメント」に出演するケビン・ナッシュと、盟友であり特集上映の“公式レフェリー”を務めるプロレスラーの武藤敬司が来場。“世紀の流血映画デスマッチ”と称して15分1本勝負の舞台挨拶を行なった。
ナッシュは、23日に横浜文化体育館で開催される全日本プロレス「40th Anniversary Year 2012 FLASHING TOUR」に出場するために来日。かつて「nWo」で共闘し、一時代を築いた武藤とタッグを組むことになっている。ナッシュが「こうしてまた日本に帰って来られて光栄です」と挨拶すると、プロレスファンで埋まった劇場は歓声に包まれた。
映画はミイラ男にバンパイア、オオカミ男といった怪物たちが、最強の座をかけてリング上で戦いを繰り広げる。ナッシュはモンスターのひとり、ゾンビマンのマネージャー役で出演しており「楽しかった」と笑顔で語った。
日本のデスマッチ方式に影響を受けて製作されたという本作。武藤は「子どもの頃はみんな、ドラキュラやオオカミ男、フランケンシュタインとかの怪物の中で誰が一番強いか? って考えるものだけど、それをプロレスのリングで戦わせるという非常にくだらない映画(笑)」とバッサリ。見どころを聞かれても、「そんな気持ちで入れ込んで見る映画じゃないよ。記憶に留めようなんてせずにカジュアルな気持ちで見て」と公式レフェリーらしからぬ脱力コメントで、会場をわかせていた。
ナッシュは、本作のみならず「ロック・オブ・エイジズ」でトム・クルーズのボディガード役を演じるなど、巨体を生かして様々な映画に出演している。武藤も負けじと、「おれも『天地明察』に出ているし『ミロクローゼ』(山田孝之主演/11月24日公開)という映画にも出ている!」と強調。だが、「天地明察」ではかなり出演シーンがカットされていたようで「セリフのあるシーンはみんなカットされていた。むなしくてしょうがない! 時間だけは長く拘束されたのに」と怒りをあらわにしていた。
明日は太陽ケア&真田聖也という若いコンビとの対戦となるが、武藤は「ナッシュを呼んだ理由のひとつは、おれたちが生きた時代を見せたいという意気込み。おれたちの時代のすごさを見せる」と決戦に向け気合い十分だった。
「モンスター・トーナメント 世界最強決定戦」「カジノ・ゾンビ BET OR DESD」特集上映は、シアターN渋谷で10月5日までの2週間限定で開催。
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