来春閉館シネパトスが舞台 樋口尚文監督作に大ベテランから注目若手まで勢ぞろい
2012年9月18日 05:00

[映画.com ニュース] 東京・銀座唯一の名画座として親しまれながら、2013年3月末に閉館する銀座シネパトスを舞台にした映画「インターミッション」(樋口尚文監督)の豪華キャストが、映画.comの取材により明らかになった。日本映画黄金期の大スターから現在のインディペンデント映画の若手ホープまでが結集し、異色の組み合わせが実現した。
銀座シネパトスは1967~68年、銀座の中心部に近い三原橋地下街に「銀座地球座」「銀座名画座」としてオープン。日本を代表する巨匠や名優の作品を特集上映したほか、数多くの出演俳優によるトークショーも開催。しかし、同地下街の耐震性の問題で取り壊しが決まり、閉館を余儀なくされた。
「インターミッション」のメガホンをとる映画評論家の樋口氏は、同館へ熱心に通う多くのファン、閉館に惜しむキャスト、スタッフの思いを代弁するかのごとく、私費を投じて同館でのオールロケによる映画製作を決意した。この英断に多くの俳優、スタッフが賛同し、手弁当での撮影参加を決意。主人公となる名画座の支配人夫婦を秋吉久美子と染谷将太が演じるほか、香川京子、小山明子、水野久美、竹中直人、佐野史郎ら名優をはじめ、寺島咲、杉野希妃、奥野瑛太らインディペンデント映画をけん引する若手が顔をそろえる。
さらに、佐伯日菜子、中川安奈、ひし美ゆり子、畑中葉子、水原ゆう紀、夏樹陽子、上野なつひ、大島葉子、勝野雅奈恵、中丸シオン、森下悠里、岡山天音、門脇麦、玄里、与座重理里ら、出演を快諾したキャストは枚挙にいとまがない。舞台は、取り壊しが決まった銀座の古い名画座。支配人のクミコと年の差カップルのだんな・ショウタが守る劇場に、地震と放射能の心配で毎日モヤモヤしている客たちが押し寄せる。
タイトル通り、劇場の休憩時間に展開される、ユニークな観客たちの会話劇が織りなすブラックコメディには、大瀬康一、古谷敏、中丸新将、大野しげひさ、利重剛、樋口真嗣の出演も決定している。また樋口氏によれば、18日に東京・築地で行われるお祓いでは、予測不可能な追加キャストが発表されるという。
「インターミッション」は、2013年2月23日から東京・銀座シネパトスで限定公開。
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