岡田准一“天空”に広がる夜空に感激「ウルっときました」
2012年9月6日 14:15
[映画.com ニュース] 岡田准一が主演する滝田洋二郎監督作「天地明察」の公開記念イベントが9月6日、東京スカイツリー内の「コニカミノルタプラネタリウム“天空”」で行われ、岡田と滝田監督が出席した。
江戸時代、星を頼りに暦作りに奔走した天文学者の奮闘を描く本作にちなみ、7月から映画の公式サイトで「夜空をつくろうキャンペーン」と銘打ち、夜空の写真を一般公募。この日は、全国から投稿された約2000枚の写真を集めた“ひとつの夜空”が高さ18メートルの半球体のスクリーンにお披露目され、岡田は「皆さんの思いがこもった写真がこうしてひとつになると、思わずウルっときました」と感激しきりだった。
冲方丁氏のベストセラー小説を映画化。岡田演じる江戸時代前期の囲碁棋士で、天文歴学者の安井算哲(後の渋川春海)が、800年にわたり使用されてきた暦の誤りを見抜き、改暦の大事業に挑む。宮崎あおいが算哲の妻えん役で共演。滝田監督が第81回アカデミー賞で「おくりびと」が外国語映画賞を受賞して以来、初のメガホンをとる。
滝田監督は「この作品をきっかけに、僕自身も夜空を見上げることが増えました。やはり宇宙は未知なる世界なんだと実感した」とやはり感激した様子。「天に手を伸ばし続けた、謎に満ちあふれる算哲を岡田さんが恰好よく演じてくれている。映画作りも星をつかむようなもの。皆さんにとって光輝く作品であれば」とアピールした。
イベントでは岡田と滝田監督をはじめ、宮崎や共演する佐藤隆太、市川猿之助、笹野高史、岸部一徳、渡辺大、横山裕、中井貴一らが撮影した夜空の写真も公開された。
「天地明察」は9月15日から全国で公開。