伊藤歩&青柳翔&錦織監督、モントリオールで古典大相撲を解説
2012年9月4日 07:00
[映画.com ニュース] 「わさお」で知られる錦織良成監督の最新作「渾身 KON-SHIN」が9月1日(現地時間)、第36回モントリオール世界映画祭フォーカス・オン・ワールドシネマ長編部門でワールドプレミアされ、錦織監督をはじめ主演の伊藤歩、青柳翔(「劇団EXILE」)が舞台挨拶に立った。
原作は、川上健一氏の同名小説。隠岐諸島の伝統行事・古典大相撲を題材に、豊かな自然に囲まれた島とともに生きようとする家族の姿を温かく描く。甲本雅裕、笹野高史、中村嘉葎雄、財前直見らが共演している。
3人は本編上映後、観客から寄せられた質問に答えた。錦織監督は、古典大相撲の特徴を「24時間相撲をとりますので、地域の人たちを全員見ることが出来る非常に珍しい相撲」と説明。「日本もどんどん、このような文化・伝統がなくなっているので、若い人たちも大人たちも(相撲の歴史を)知らなくなってきている」と話し、祭事の役割について「日本の祭は、地域の平和のための大きなシステム。単なるイベントではなく地域がひとつになり、平和に暮らすためのものだと思う」と持論を展開した。
実際に土俵に上がった青柳は、約2カ月の稽古に励んだそうで「(相撲の練習は)我慢の一言に尽きます」と述懐。地域と密着した文化に触れた錦織監督は、通常の大相撲との違いを「昔ながらの地域の人たちの神事(かみごと)。勝った人は、負けた人をおもんばかるように、一勝一敗となり必ず全員が勝者になる」と語った。
「渾身 KON-SHIN」は、2013年1月5日から島根・山陰地区で先行公開される。同12日から全国で公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー