E.T.の生みの親カルロ・ランバルディ氏死去
2012年8月13日 16:00

[映画.com ニュース] 「E.T.」に登場する宇宙人のデザインを手がけたことで知られる、イタリア人の特殊効果技師、カルロ・ランバルディ氏が死去したとハリウッド・レポーター紙が報じた。享年86歳。
1925年生まれのランバルディ氏は大学卒業後、画家を志したものの、ジャコモ・ジェンティローモ監督の低予算ファンタジー映画「ジーグフリード」でドラゴンの制作を依頼されたことがきっかけで、映画界入り。その後、イタリア映画の黄金期に数々の作品で特殊効果を手がけ、リメイク版「キング・コング」でハリウッドデビューを飾った。
その後、「未知との遭遇」「エイリアン」「砂の惑星」などで活躍。代表作はやはり「E.T.」で、スティーブン・スピルバーグ監督はピノキオの生みの親を例に出し、「カルロ・ランバルディこそ、E.T.のジュゼッペ爺さんだった」と語っている。「キング・コング」でアカデミー賞特別業績賞、「エイリアン」と「E.T.」では新たに設立された特殊効果賞を受賞し、オスカーに3度輝いている。
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