杉良太郎、携帯ドラマに主演も「操作方法わからない」と戸惑い
2012年8月12日 22:00
[映画.com ニュース] 携帯専用放送局BeeTVで放送されるドラマ「親父の仕事は裏稼業」の完成披露上映会が8月12日、都内で行われ、主演の杉良太郎をはじめ、池内博之、袴田吉彦、小野健斗、梨里杏、高島礼子が出席した。杉は主演をはじめ、企画、脚本、監督、主題歌、殺陣の1人6役をこなしたが「どうすれば(番組を)見られるのか、操作方法がわかりません(笑)」と戸惑いの表情。「私のような世代のためにも、せめてワンタッチで見られればいいのに。ぜひ技術改革してほしい」と提言していた。
やくざの四代目組長・五郎(杉)と献身的な妻(高島)、国税局職員の長男(袴田)、五代目候補の次男(池内)、刑事を志す三男(小野)、能天気な長女(梨里杏)の一家が織りなすホームドラマ。杉自身が13年もの間、温めてきた企画だといい「テーマは家族。一家だんらんが消えつつある時代にさみしさを感じる。家族が互いを気づかい、敬う気持ちを伝えたかった」(杉)と思い入れは格別だ。
そんな杉に対し、“子どもたち”は「すごくチャーミングな方」(池内)、「杉さんの演出のおかげで、和気あいあいとした雰囲気で楽しく撮影できた」(袴田)、「たくさん勉強になった」(小野)、「杉さんから『自信を持って演じろ』と言っていただき、演技指導もしてくださった」(梨里杏)。また、妻を演じる高島が「役者の気持ちを理解してくれる演出なので、いい緊張感があり本当に雰囲気が良かった」とベタボメすると、杉は「やっぱり女房だなあ」と照れくさそうに笑った。
舞台挨拶の最後には、8月14日に68歳の誕生日を迎える杉のために、高島らがサプライズで誕生日ケーキをプレゼント。杉は「本当の家族のような気持ち。こんな風にお祝いしてもらって、本当にありがたい」と感激しきりだった。
「親父の仕事は裏稼業」は8月20日からBeeTVで配信開始(全12回)。