香港発アニメで声優初挑戦の鈴木福くん、将来の夢は仮面ライダー
2012年8月10日 15:06

[映画.com ニュース] テレビドラマ「マルモのおきて」で、魅力的な演技とキュートなダンスを披露し、瞬く間にお茶の間を虜(とりこ)にした人気子役・鈴木福くん。映画「ちょんまげぷりん」ではメインキャストに抜てきされ、人気アニメを実写化したテレビドラマの劇場版「映画 妖怪人間ベム」の公開が、今冬に控えている。小さい体からあふれだす元気、天真爛漫な笑顔は、声優に挑戦した香港発のアニメ映画「マクダルのカンフーようちえん」でも、いかんなく発揮されている。観客を癒す福くんの魅力は、どこから生まれるのだろうか。
おっちょこちょいでありながら、どこか憎めない子ブタ・マクダルの成長を追った「マクダルのカンフーようちえん」。シリーズ初となる日本、香港、中国の合作で、子ブタが最愛の母(ミセス・マク)のため、武術の名門幼稚園で修業に励む姿を、シュールなギャグを織り交ぜながら描く。
今作は、コメディ要素をふんだんに盛り込みながらも、最大のキーワードは親子の愛情だ。愛情表現のひとつとして、マクダルとミセス・マクは大好物のチキンを断食する。好きなものを我慢し、愛する家族に食べてほしいと互いを思いやる気持ちが凝縮された同シーンを通じて、母の愛に触れた福くんは「(チキンの)『あげる』『いらない』というやり取りが印象的。『僕はチキンがだーい好き。ママもチキンがだーい好き。だいだいだーい好きなママと、だいだいだーい好きなチキン』っていうセリフが、頭のなかに残ってる。『ママの幸せはそれだけなんだ』って聞くとジーンとくる」。

ミセス・マクの言葉に対し、マクダルが発した「これからはもう、大好きなチキンは食べません」というセリフは、福くんの1番のお気に入りのセリフだ。マクダルと福くんの気持ちがシンクロし、リアリティあふれる言葉となって、スクリーンに映る。マクダルと同じく、家族と離れ離れに状況に置かれたらと問われると、「絶対ヤダ! お父さんと妹ともだって離れたくないもん」ときっぱりと語った。
役者、声優と活動の幅を広げる福くんの将来の夢は、ずばり「仮面ライダー」だ。「戦うのが好き! 仮面ライダーになる人にも、戦うライダーにもなりたい」と、イメージトレーニングしている戦闘ポーズを、力いっぱい実演してくれた。役者としてもさまざまな役に挑みたいそうで「飛行機の運転手さん(パイロット)! あと、バイクが好きだからバイクに乗る人もやってみたい!」と男の子らしい夢を膨らませていた。
「マクダルのカンフーようちえん」は、8月11日から全国で公開。
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