山田洋次監督最新作「東京家族」公開日は13年1月19日
2012年8月10日 11:05

[映画.com ニュース] 山田洋次監督の81作目となる最新作「東京家族」が、2013年1月19日から全国公開されることが決まった。小津安二郎監督の不朽の名作「東京物語」がモチーフの今作は、昨年4月1日にクランクイン、冬に公開を予定していたが、3月11日に東日本大震災が発生。「このままそ知らぬ顔で、すでに完成している脚本にしたがって撮影していいのだろうか」と悩んだ山田監督が、製作延期という苦渋の決断を選択した経緯があるだけに、製作陣にとっても公開日決定は朗報となった。
橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優といった主演級のキャストが勢ぞろいした今作は、大震災後の2012年5月の東京が舞台。成長した子どもたちに会うために上京した、瀬戸内海の小島で暮らす老夫婦(橋爪と吉行)を皆が歓迎するが、生活のリズムがあまりにも違うため、徐々にすき間が生じ始める。全編を通じ、家族のきずなと喪失、夫婦と子ども、老いと死についてを問いかけていく。
また、8月18日から京都南座で開催される、監督生活50周年を記念した特別展「山田洋次の軌跡」では、限定特典「京都南座『東京家族』特製コースター」付きの一般前売り鑑賞券の発売が決定した。
「東京家族」は、13年1月19日から全国で公開。
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