橋本愛、バトミントン経験を生かせず「不完全燃焼」と悔し顔
2012年7月29日 17:55
[映画.com ニュース] 女優の橋本愛が7月29日、都内で行われた出演作「桐島、部活やめるってよ」の公開記念トークショーに出席した。会場には、日頃から部活動に勤しむ現役中高生が数10人来場。現在16歳の橋本は、同世代の作品に対するリアクションに興味津々だった。
作家の朝井リョウ氏が早稲田大学在学中に書き上げた小説を、吉田大八監督(「クヒオ大佐」「パーマネント野ばら」)が映画化した。田舎町の高校バレー部のキャプテン・桐島が突然退部。この“事件”をきっかけに、校内のパワーバランスが静かに崩壊する様子がバトミントン部、映画部、吹奏楽部、帰宅部ら複数の生徒の視点で描かれる。
バトミントン部員のカスミを演じる橋本は、中学時代にバトミントン部に所属していたが「1年以上ブランクがあったので、カンを取り戻すのが大変でした。正直、不完全燃焼で悔いが残る」と悔しそうな表情。周囲と一定の距離を保つクールな役柄には「人間関係に少し臆病で、周りを見渡しながら他人と接する部分が似ている」と共感していた。
撮影中はモニターで自身の演技をチェックする機会がなかったといい「新しい感覚の青春映画を撮っていると聞いたが、『どこが?』って(笑)。完成した作品を見て、なるほどと思いました。それに少しぼう然としました」と本音を明かした。映画には橋本をはじめ、映画部に所属する映画オタクの涼也を演じる神木隆之介、大後寿々花、東出昌大ら人気若手俳優が顔をそろえる。
「桐島、部活やめるってよ」は8月11日から全国で公開。