三浦祐太朗、千春役「順調です」 両親ゆずりの美声&演技で魅了
2012年7月24日 06:00

[映画.com ニュース] 三浦友和と百恵さん(旧姓山口)夫妻の長男で、歌手の三浦祐太朗が主演する舞台「旅立ち~足寄より~」(7月30日~8月3日/東京・草月ホール)の公開稽古が7月23日、都内で行われた。大物2世が現役フォークシンガー・松山千春役をオーディションで勝ち取り、話題の舞台。祐太朗は、これまでの稽古を振り返り「ものすごく順調です」と自信の笑み。両親ゆずりの演技力と歌声を披露し、風間トオル、杉田二郎ら共演陣を唸らせた。
関係者以外の前で初めて本格的な演技を披露した祐太朗。台本を一切持たず長セリフでもかむことなく、周囲を驚かせた。「セリフ覚えは悪いから、風呂にも台本を持って入って……。稽古が始まってからは“体で覚える”感覚がわかってきた」と充実感をにじませた。対峙した実力派俳優・風間がその才能に太鼓判。「本当に落ち着いていて、目も泳いでいないし、初舞台の感じがまったくしない」と絶賛した。
祐太朗はかつてロックバンドを率いていたとあって、歌とギター演奏は抜群。持ち前の美声に加え、松山が得意とするツーフィンガー奏法で名曲「旅立ち」を熱唱。これにはフォークシンガーとして松山の先輩にあたる杉田も感慨深げで、「今日初めて祐太朗君の歌を聴いたけれど“青春のあの頃”をしっかり捉えている。(千春の)若い頃の作品を若い人が歌うとやっぱりすごいね」とベタボメした。
城咲仁が「祐太朗君に気持ちよく松山千春になってもらうため、みんな一致団結しています」と共演者の思いを代弁。同じ2世タレントの若山騎一郎、逸見太郎らから稽古後飲みに誘われるなど温かい輪に囲まれ、祐太朗は「皆さんからたくさんアドバイスをいただいて感謝です」と謙虚に頭を下げた。
両親や弟(三浦貴大)は本番を見に来るかについては、「暇なら行こうかって感じなんじゃないですか。あんまり連絡とっていないんですよ。いや、家族仲は良いんですよ」と笑わせた。松山本人も観覧する可能性があり「来てくださるなら光栄。緊張するけれど、自分のベストを見てもらい、率直にどうですか? と聞いてみたい」と期待を膨らませた。公演期間中の8月1日には「旅立ち」のカバーでソロCDデビューも果たす。
舞台は、松山のデビュー35周年に合わせ企画されたもの。1977年に「旅立ち」でデビューした松山が、その2年後に当時23歳で書き下ろした自伝的小説「足寄より」が原作。若き松山と北海道STVラジオ・故竹田健二ディレクターとの出会いと別れを感動的に描く。風間が竹田ディレクター役、杉田が松山の父役。逸見、若山、城咲は各局のラジオ制作マンに扮する。ほかに松山の姉役で保田圭、憧れの女性役で鎌田奈津美らが共演。文化通信社の創立60周年記念特別公演となる。(映画.com×文化通信.com)
フォトギャラリー
関連ニュース
「遠い山なみの光」あらすじ・概要・評論まとめ ~複雑な原作の構造を巧みに映像化しながら、未来への一縷の希望を謳う~【おすすめの注目映画】
2025年9月4日 08:30
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ