JUJU、幻の名曲が松坂桃李主演映画「ツナグ」の主題歌に
2012年7月19日 05:00

[映画.com ニュース] 歌手のJUJUがデビュー当時からライブでのみ披露してきた幻の名曲「ありがとう」が、松坂桃李の映画単独初主演作「ツナグ」(平川雄一朗監督)の主題歌に決まった。ファンの間では、「奇跡を望むなら…」と肩を並べる名曲として語り継がれてきた楽曲が、今作のエンディングを彩る。
「ありがとう」は、JUJUの真骨頂ともいえる壮大なバラード。伊藤卓哉プロデューサーによれば、脚本を読んだJUJUから「実は、デビュー当時から温めている楽曲がある」と打ち明けられたという。約7年間にわたり温め続けてきただけに、JUJUは「私にとっても大切な楽曲です」と強い思い入れを明かす。さらに、「人と人との絆の大切さを描いた作品だからこそ、かけがえのない人に出会えたことに『ありがとう』と、ご覧になった方に共感していただける楽曲になることを願っております」とコメントを寄せた。
また、楽曲を聴いた松坂は「メロディー、詞、声、全てから会いたい人への気持ちがあふれていて感動しました。この楽曲が『ツナグ』の一部となり、スクリーンで流れるのが今から楽しみです」と、本編との相乗効果を心待ちにしている様子だ。
このほど、第147回直木賞受賞が発表されたばかりの辻村深月氏の連作長編ミステリーが原作。大切な人を亡くした生者と死者、その二者をもう1度だけ再会させる仲介人“ツナグ”という職業を通じて、他人の人生に深くかかわっていく青年の葛藤(かっとう)と成長を描いたファンタジーだ。松坂をはじめ樹木希林、佐藤隆太、桐谷美玲、橋本愛、大野いと、遠藤憲一、別所哲也、本上まなみ、浅田美代子、八千草薫、仲代達矢が出演。
同楽曲は、7年の歳月を経て、映画の公開に合わせ10月10日(JUJUの日/日本記念日協会認定)にリリースされることも決定した。
「ツナグ」は、10月6日から全国で公開。
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