怪作「何がジェーンに起ったか?」リメイクへ
2012年7月16日 14:00

[映画.com ニュース] ベティ・デイビスとジョーン・クロフォードという2大女優が競演した、1962年のサスペンススリラー「何がジェーンに起ったか?」(ロバート・アルドリッチ監督)がリメイクされることになった。「ウォリアーズ」「ストリート・オブ・ファイヤー」で知られるウォルター・ヒル監督がリメイク版のメガホンをとる。
「何がジェーンに起ったか?」の主人公は、かつてベイビー・ジェーンという名で子役として活躍したジェーン(デイビス)と、美しい映画スターだったが事故で不随となったその姉ブランチ(クロフォード)。年老いたふたりは古い屋敷で隠とん生活を送っていたが、ジェーンは酒に溺れて異常な行動を繰り返し、ブランチに虐待を加えるようになる。
デイビスとクロフォードは当時、実生活でも火花を散らすライバル同士として知られており、そのふたりの競演、そしてデイビスの鬼気迫る演技が大いに話題となった作品だ。
故アルドリッチ監督の娘を含む遺族が、リメイク版の製作にかかわる。キャストは未定だが、ヒル監督は「主役のふたりを演じるのは、最高の俳優でなければならない。それがまず大前提だ」とコメントしている。
ちなみに、「何がジェーンに起ったか?」は91年には米ABCでテレビ映画としてリメイクされ、実際の姉妹であるバネッサ・レッドグレーブとリン・レッドグレーブが共演した。
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