山崎賢人&橋本愛ら「アナザー」ファミリーが“卒業式”に大結集
2012年7月15日 23:45
[映画.com ニュース] ベストセラー作家・綾辻行人氏のミステリー小説をテレビアニメ化した「Another アナザー」のイベントが7月15日、都内の劇場で行われ、実写映画版で主演を務める山崎賢人と橋本愛がゲストとして登場した。アニメ版主要キャストや綾辻氏も出席し、さまざまなメディアで展開される「アナザー」談義に花を咲かせた。
山間の地方都市・夜見山(よみやま)に引っ越してきた榊原恒一(山崎)は、持病の発作で担ぎこまれた先の病院で、眼帯をしたミステリアスな美少女・見崎鳴(橋本)と出会う。退院後、転校先の中学で鳴と再会を果たすが、クラスメイトたちはなぜかまるで鳴が存在しないかのように振る舞っていた。「オトシモノ」「今日、恋をはじめます」の古澤健監督が、実写映画版のメガホンをとった。
“夜見山北中学校卒業式”と銘打たれたイベントでは、校長代理の綾辻氏が「みなさん卒業おめでとう。よくぞまあご無事で(笑)」と声優陣に血まみれの卒業証書を授与し、「綾辻行人は居残りです。もうちょっと書かねば」と現在執筆中のスピンオフ企画に触れ、会場を盛り上げた。橋本は、アニメ版の鳴を見て「比べて見たわけじゃないけど、淡々とした感じが似ているなと思った。可憐でか弱く、女の子らしい。素敵でした」。また、「もともとの世界観を壊さずに、アニメで描かれている色とはまた違う映画の色を、ぜひ楽しんでいただけたらうれしい」と語りかけた。
山崎は、「映画もアニメも大まかなことは一緒だけど、アニメは声だけで恒一の微妙なニュアンスを出していてすごいなと思った。アニメ、漫画、実写、小説。全部にぞれぞれの良さがあると思う」と語った。また、「三重県で1カ月、クラス全員泊まり込みで撮影した。ホラーといっても同世代が多かったのですごく楽しかったし、死ぬシーンなども映像で見ると怖いけれど、現場は特殊メイクがすごくてとにかく面白かった」と充実した撮影現場を振り返った。アニメで恒一の声を務めた阿部敦は、「これから『アナザー』がどこまで広がっていくのかなと楽しみ」と期待を膨らませていた。
「Another アナザー」は8月4日から公開。