向井理、舞台「悼む人」に主演 天童荒太の人気小説を堤幸彦が演出
2012年7月13日 12:00

[映画.com ニュース] 俳優の向井理が、天童荒太氏の第140回直木賞受賞作を初めて舞台化する「悼む人」に主演することがわかった。演出を手がけるのは、天童氏の著書「包帯クラブ」映画化の際も監督を務めた堤幸彦。向井のほか、本格的な舞台出演は約8年ぶりとなる小西真奈美、手塚とおる、真野恵里菜、伊藤蘭が出演する。
天童氏が7年の歳月をかけて書き上げた同名原作は、全国を放浪し死者を“悼む”旅を続ける坂築静人が主人公。その悼む旅に随伴する、夫を殺した罪で刑期を終えた女、人間不信の雑誌記者、末期がんの母、恋人の子を身ごもる妹らの思いが絡み合うことで、人間の死生観を浮き彫りにしていく。
今回の舞台化では登場人物を5人に絞り、各自のモノローグを生かした芝居と印象的なイメージ写真と映像を交えて物語を構成し、原作の世界観を再構築する。脚本は映画、ドラマでの経験も豊富な大森寿美男が手がける。
向井が演じる坂築静人は、新聞などの報道を手がかりに、事故や事件に巻き込まれて命を落とした人々を、その現場で悼むため、全国を放浪しているという役どころ。小西扮する奈儀倖世は、出所後に訪れた殺害現場で夫を悼む静人と出会い、行動をともにするようになる。静人の行動に関心をもち、裏を暴こうとする雑誌記者・蒔野抗太郎役を担うのが手塚。そして、真野が静人の妹、伊藤が静人の母を演じる。
「悼む人」は、10月19~28日の東京公演(パルコ劇場)を皮切りに、全国11カ所で上演。公演の詳細は、公式サイト(http://www.parco-play.com/web/play/itamuhito/)まで。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ