山田五十鈴さんが死去 95歳、映画や舞台で幅広く活躍
2012年7月10日 17:45
[映画.com ニュース] 映画、舞台で幅広く活躍した女優の山田五十鈴さんが7月9日、多臓器不全のため死去した。95歳だった。
大阪出身の山田さんは1930年に日活に入社後、渡辺邦男監督の映画「剣を越えて」で女優デビュー。第一映画に移籍後、36年に溝口健二監督の「浪華悲歌」「祇園の姉妹」に主演。美ぼうの演技派女優として名を馳せ、成瀬巳喜男監督「流れる」、豊田四郎監督「猫と庄造と二人のをんな」、黒澤明監督「蜘蛛巣城」、小津安二郎監督「東京暮色」など250本以上に出演した。
62年に東宝演劇部と専属契約し、映画から舞台を中心に活動の場を移す。テレビ時代劇にも出演し、朝日放送「必殺からくり人」(76)をはじめとする必殺シリーズでの名演が評判を呼び、山田さんのテレビドラマ代表作となった。
75年に「たぬき」で文化庁芸術祭大賞、以後多くの舞台作品で芸術選奨文部大臣賞など受賞多数。93年に文化功労者表彰、00年に女優として初めて文化勲章を受章した。
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