亀梨和也の単独初主演映画「俺俺」のヒロインは内田有紀
2012年7月2日 17:00
大江健三郎賞受賞作である星野智幸の同名小説を映画化した本作は、日常に不満を持ちながらも平凡な生活を送る均(亀梨)が、なりゆきでオレオレ詐欺をしたことから、自分の知らない“俺”が増殖し、やがて“俺”同士の削除が始まる……という異色サスペンス。“ミリタリーマニアの俺”、“巨乳の俺”、“全身タトゥーの俺”など、亀梨が20人以上のキャラクターを演じ分ける。
内田が扮するのは、家電量販店で働く均に奇妙な仕事の依頼をしてくるミステリアスなヒロイン・サヤカ。初めて三木監督作品に出演する内田は「不思議な女性の役なので、なるべく現実味があるような、ないような、ということを意識しました。実際サヤカを演じてみて、つかみどころのない不思議なキャラクターになったと思います」と役どころを分析。主演の亀梨との共演を「バランスの取れた方、プロですね。何よりこの作品を楽しもうとされていて、周りに気を配って、引っ張ってくれていました」と振り返る。
均が勤務する家電量販店の上司・タジマを加瀬亮が演じる。サヤカが自分に気があると自惚れる嫌味な男で、七三ならぬ九一に分けたヘアスタイルが強烈な印象を残す。加瀬は三木監督の前作「インスタント沼」でタッグを組んでおり、そのユーモアと毒のある世界観を熟知している。クセのあるタジマ役を「変な作品に仕上がるようにと思って演じていました。怒ってばかりで、変な役でしたけど、いじらしい人だなと思いました」と語り、初共演の亀梨については「素晴らしい方ですね。今回初めてだったのですが、何でもできる人なんだなと思いました」と絶賛している。
亀梨と内田はTVドラマ「神の雫」に次いで2度目の共演。亀梨は「相変わらずナチュラルな方で、元気で天真らん漫で素直な女優さんだと思います。思っていることを言ってくれるので、一緒に仕事していく過程でのコミュニケーションが取りやすかったです」と述懐。初共演の加瀬との掛け合いは「おもしろかったです。寡黙な方かと思っていたら、意外と色々なことを話してくれました。自分が全く歩んできていないような人生を送られている方なので、話していて楽しかったです。撮影の合間にずっとセリフを言っていて、自分は言えば言うほど分からなくなるタイプなので、新鮮でした」と語っている。
内田と加瀬のほか、高橋惠子、キムラ緑子らベテラン女優陣と三木組の常連であるふせえり、岩松了、松重豊、松尾スズキらの出演が決定している。
「俺俺」は2013年公開予定。
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