ヒット映画のプロデューサーが語る人気シリーズを生み出すコツ
2012年6月12日 22:30
[映画.com ニュース] アメリカ製作者組合(PGA)主催の、プロデューサーによるプロデューサーのためのイベント「Produced by Conference」で、人気プロデューサーがヒットシリーズの生み出し方について指南した。
ハリウッド・レポーター紙によれば、「Franchise Building: Creating and Sustaining Studio Tentopoles」(フランチャイズの構築:メジャースタジオのテントポール映画の生み出し方と維持する方法)と題されたパネルディスカッションに、「ハンガー・ゲーム」のニーナ・ジャコブソン、「トランスフォーマー」シリーズのロレンツォ・ディボナベンチュラといったプロデューサーが登場した。
ヒットシリーズを抱える彼らは、「初めからシリーズ化を狙ってもうまくいかない」と口をそろえる。「ハリウッドでは、作り手がヒットシリーズを生み出そうとしていますが、大きな間違いです。シリーズとなるかどうかは、観客が決めるものなんです」と、かつてウォルト・ディズニーで製作部長を務めたジャコブソンは言う。
初めからシリーズ化を想定して第1弾を作るのではなく、最初の1作にすべてを注ぎこみ、それが大ヒットしてから、初めてシリーズ化を考えるべきだというのだ。「トランスフォーマー」や「G.I.ジョー」といったヒットシリーズを抱え、かつてはワーナー・ブラザースの製作部長として「マトリックス」や「ハリー・ポッターと賢者の石」を手がけたディボナベンチュラも同意。「私たちは、第1作を最高の映画にすることしか考えていませんでした」
今年公開の、シリーズ化を想定した大作映画が相次いで苦戦を強いられている現状を見る限り、彼らの言い分にも一理ありそうだ。
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