菅原文太「おおかみこども」声優で仕事復帰
2012年5月30日 10:41

[映画.com ニュース] 今年2月に俳優休業宣言した俳優の菅原文太が、細田守監督の3年ぶりとなる新作「おおかみこどもの雨と雪」の声優で“仕事復帰”を果たしていることがわかった。今作では、主人公・花に厳しい自然の中で農作業を手ほどきする、村の長老的な男・韮崎に命を吹き込む。
菅原が声優を務めるのは、「ゲド戦記」以来6年ぶり。「オオカミを擬人化することは昔からよく使われてきたことだが、日本ではめっきりなくなってしまった。オレたちが子どもの頃、オオカミは実際にはもういなくなっていたけれど、かつて日本が日本らしくあった時代の象徴というか、子どもたちに夢を与えてくれるような存在であったと思う」と述懐する。
細田監督とは農作業について語り合ったようで、「農業というものはもっと単純で本当は楽しいものなんだ。風や水や空気に囲まれてこつこつ作っていくものなんだということを、おおかみこどもたちが今の若い日本人に気付かせてくれるといいね。監督、そういう作品をつくりな」とエールを送った。
第33回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞に輝いた「サマーウォーズ」の細田監督が、最新作で選んだテーマは母子愛。“おおかみおとこ”と恋に落ちた大学生のヒロイン・花が、ふたりの間に生まれた“おおかみこども”の姉弟・雨と雪を、女手ひとつで育て上げるというオリジナルストーリーだ。細田監督は、録音へのこだわりから、アニメ映画では珍しいガンマイクを使用しながらの順撮りを行っている。
すでに、宮崎あおいが花、大沢たかおが“おおかみおとこ”の声を務めることが発表されているほか、今回新たに花の長女・雪が通う小学校の先生・田辺役を染谷将太、花の“奥さん仲間”を谷村美月、麻生久美子が担当することも明かされた。
「おおかみこどもの雨と雪」は、7月21日から全国で公開。
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