M・ワシコウスカが主演作「ジェーン・エア」をひも解く映像を独占入手
2012年5月21日 20:15

[映画.com ニュース] 女優のミア・ワシコウスカが最新作「ジェーン・エア」(キャリー・ジョージ・フクナガ監督)について語ったインタビュー映像を、映画.comが独占で入手した。
原作は、1847年に出版されたイギリスの女性作家シャーロット・ブロンテの古典小説。女性の自立や真実の愛を描き、時代を超えて読み継がれている。これまでにもマーガレット・オブライエン主演、ロバート・スティーブンソンのメガホンで映画化されている名作だ。今回、長編デビュー作「闇の列車、光の旅」(2009)で注目を集めた、日系米国人のフクナガ監督が映画化した。
幼いころに両親を亡くしたジェーン・エアは、不遇な運命に屈することなく自らの人生を切り開いていく。ソーンフィールドという屋敷で住み込みの家庭教師の職を得たジェーンは、屋敷の主人ロチェスターと身分を超えた恋に落ちる。しかし、ロチェスターは恐ろしい秘密を抱えていた。
「アリス・イン・ワンダーランド」(ティム・バートン監督)、「永遠の僕たち」(ガス・バン・サント監督)と話題作への出演が続くワシコウスカは、今作でマイケル・ファスベンダー、名女優ジュディ・デンチらと共演を果たした。「(ファスベンダーは)普通の人とは違う強さを持っていて、すべてを見通すような目をしているの。私たちは仕事の仕方がとても似ていたから、撮影の合間も一緒に楽しんで取り組んでいる作品の強烈さとのバランスが取れた」と撮影を述懐。“伝説の人”というデンチとの共演は、「すごく興奮したわ。彼女の仕事の仕方を見ているとプロだとわかるわ。一瞬で役に入るのよ、しかも境目もなく簡単にね」と尊敬の念をにじませた。
今作のアンティークな衣装は、第84回アカデミー賞で衣装デザイン賞にノミネートされたことでも話題を呼んでいる。ワシコウスカは「衣装はパズルの最後のピースのようなもの」だと考えていることを明かし、「変身させてくれて、役の皮のなかに入るようでリアルにその役を感じられるの。(コルセットも)当時の女性が向き合っていた締め付けや抑圧を感じるのにとても役立つ」と持論を展開している。
過酷な環境に置かれてもたくましく生きる女性ジェーンを演じ、「人生でどんなことが起ころうとも傷ついたり、ひねくれた性格になることなく、より強くなっていくの。ジェーンは時代を超えた存在」と説明。そして、今作を「どの世代の女性にもかかわる話だけど、自尊心と自己発見を描いた作品。ジェーンはいつも自分に負けない。きっと彼女は直感に従って何をするのが大事かを知っているし、それがどんなに困難でもやってのけるのよ」と説明した。
「ジェーン・エア」は、6月2日から全国で公開。
(C)RUBY FILMS (JANE EYRE) LTD./THE BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2011.
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント