映画初主演の笹峯愛「大変だったことはお酒が飲めなかったくらい」
2012年5月20日 06:00

[映画.com ニュース] 作家・佐藤正午の小説を映画化した「彼女について知ることのすべて」が5月19日、東京・渋谷のユーロスペースで封切られ、主演の笹峯愛と三浦誠己、井土紀州監督が初日舞台挨拶に登壇した。
原作は、「永遠の1/2」「リボルバー」などの映画化作品でも知られる作家・佐藤正午の恋愛小説。平凡な毎日を送っていた教師の鵜川(三浦)は、恋人・美千代の後輩で謎めいた美女メイ(笹峯)と出会い恋に落ちるが、その日から鵜川の日常は狂い始めていく。
本作で映画初主演を果たした元「ブラン娘」(TBS系「王様のブランチ」レポーター)の笹峯は、「現場はハードだったけど、大変だったことはお酒が飲めなかったくらい。飲んでいる場合じゃないって感じだったので」とあっけらかん。濃厚なラブシーンにも挑んでいるが、「そのシーンありきでお話をいただいたし、演じる側は他のシーンと区別していない。それよりもこの原作がどのような映画になるんだろうって考えていた」と冷静だった。
三浦は気弱で頼りない男に扮し、「とにかくチャレンジしてみようという気持ちで、ふだんの自分が画面に出ないように心がけていた。うまくつかめない部分も監督に指導してもらい、自分なりに納得して演じられた」と新境地を開拓。話題が集中しがちなラブシーンも「芝居の延長線上で、キスや手をつなぐことと同じ生活の一部。カメラマンと監督を信用して一生懸命やるだけだった」と真摯(しんし)に語った。
本作で商業映画デビューを果たした井土監督は、「この映画を通してずっと考えていたことは、男は変わらないけど女は変わっていくということ。僕の主観だけど、ある意味それが男女の心理じゃないかな」と持論を展開。そして、「役者が素の自分と演じる役が同じなんてありえないけど、演出ではあるものを引出しながらあるものを消さないといけない。三浦君がいかに好青年に、笹峯さんが男から見て魅力的な女にうまく描けていたらうれしい」とアピールした。
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