梅宮辰夫・アンナ父娘が「ファミリー・ツリー」の魅力を明かす
2012年5月18日 15:45

[映画.com ニュース] ハワイに先祖代々暮らす家族の再生を描いた、アレクサンダー・ペイン監督の最新作「ファミリー・ツリー」。ハワイに縁のある梅宮辰夫・アンナ父娘に同作の魅力を聞いた。
アンナは、ジョージ・クルーニーが演じる主人公マットの2人の娘たちを他人事としては見られなかったという。「15歳の長女に昔の自分を重ねてしまいましたね。私の反抗期もわりと激しくて、“親にこういう態度とったなあ”って、いちいち思い当たりました。次女がお姉ちゃんに影響されて汚い言葉を使うのも、うちの娘も私のマネをして悪い言葉を使っているのかな、と反省したり」。
一方、梅宮は「妻が昏睡状態になって、悲しみながらも気丈にふるまっているときに、娘から『ママは不倫していたんだよ』と知らされたときの反応や、その浮気相手に対する行動とか、自分が演じるとしたらどうやって感情を表現するだろうかなって考えたよ。けっこう彼は冷静だからさ」と、クルーニーの芝居を“同業者”として評価。アンナが「そんなことないよ。奥さんの不倫を初めて知って思わず走り出すシーンとか、すっごく取り乱していておかしかった!」と反論すると、「俺はジョージ・クルーニーの、チノパンにゴム草履でなりふりかまわず走る姿を見て、“俺の好きな『オーシャンズ11』”のクルーニーじゃない! そんな走り方やめてー!”って心の中で叫んだよ(笑)」と意外な本音を吐露した。「私とパパは世代が違うからか、スター俳優に求めるものが違うんだと思う。私はあのジョージを見て、いつもとは違うコミカルなお芝居がすごくいいなあと思った」とアンナ。意見の相違が興味深い。
そしてもうひとつ、2人が違う見解を述べたのが、映し出されるハワイの天候について。曇天が続く構成に、アンナが「“あら残念。撮影中、天候に恵まれなかったのね”と思った」と言えば、梅宮は「違うよ、わざとああいう天気を狙っていると思う。実際のハワイはもっと風光明媚で陽がさんさんと降り注ぐ土地。“ハワイってステキ!”と思わせずに、家族のストーリーに引きつけているんだろうね」と述べた。しかし、映画のラストについては「最後のカットはすごくよかった。家族の未来を暗示しているね」(梅宮)、「うん。あの光景はうちと一緒」(アンナ)と同意見。どんなシーンなのかは、劇場で確かめてもらいたい。
「ファミリー・ツリー」は、全国公開中。

PR
©2025 Disney and its related entities
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

入国審査
【これめっちゃ面白かった】この2人、空港の入国審査で何時間も尋問される…一体なぜ? 衝撃の結末へ
提供:松竹

またピクサーが大傑作つくったんですか…
【大人がボロボロ泣く感動超大作】両親を失った主人公の再生。そのままの君が好きだよ。
提供:ディズニー

映画界を変える“究極の推し活”がある。
【革命的すぎてヤバい】大好きな俳優と映画を、まさかの方法でとことん応援できる!!
提供:フィリップ証券

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】マジ最高だった!! 究極のスリル、圧倒的な感動、限界突破の興奮!!!
提供:東宝東和

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー