「テルマエ・ロマエ」イタリア配給決定!阿部寛、亡き母に感謝
2012年5月13日 13:44

[映画.com ニュース] 人気コミックを実写映画化した「テルマエ・ロマエ」の大ヒット御礼舞台挨拶が5月13日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の阿部寛、上戸彩、武内英樹監督が登壇した。先日イタリアで行われた第14回ウディネ・ファーイースト映画祭では、観客のネット投票で決まるマイムービーズ賞を受賞したが、このほどイタリア全土での配給が決定。阿部は母の日にちなみ、「お母さん、濃い顔に産んでくれてありがとう。おかげで古代ローマ人役までやることができました。天国で見ていてください」と感謝の気持ちを述べた。
4月28日の公開から1週間を待たずして観客動員数100万人を突破し、現在までに217万人動員、興行収入27.5億円を記録する大ヒット。阿部は、「こんなに大ヒットするなんてビックリだけど、幸せな気持ち。これまで演じた役の中でも1番反響が大きくうれしい限り」と喜びをかみしめた。上戸も、「本当にうれしい。2月にローマで上映した時は受け入れられるか心配だったけど、イタリアの方々の明るい表情を見て安心した」と笑顔を見せた。
武内監督も、「ギャグ漫画なんだけど真剣に真面目に作った作品で、世界でも通用するんだということが何よりうれしい。イタリア人は古代ローマ帝国に詳しいので特に感情移入しやすかったのでは」と手応えを感じていた。原作者のヤマザキマリも、「イタリア人の夫の実家では盛大な祝宴が開かれることでしょう。家でアイロンがけをしている時に思いついた変な漫画が、まさかこのようなことになるとは今も信じられません」と喜びのコメントを寄せた。
阿部は、もしハリウッドリメイクするならルシウス役は「ぜひキアヌ・リーブスにやってほしい。(全裸の芝居は)楽しかったので、役者の精神でやるんじゃないですか?」と期待。すると上戸は「阿部さん以外、思いつかない! ハリウッドでもよろしくお願いします」と絶大な信頼を寄せ、会場は温かい拍手に包まれた。
古代ローマ帝国の浴場設計師ルシウス(阿部)が現代日本にタイムスリップし、漫画家志望の真実(上戸)ら「平たい顔族(=日本人)」との出会いを通じ、日本の風呂文化を学んでいく姿をコミカルに描く。共演に北村一輝、竹内力、宍戸開、市村正親ほか豪華キャストがそろう。
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