実在したギャングの友情と裏切り描く仏ノワールの日本公開決定
2012年4月21日 22:00
[映画.com ニュース] 1970年代フランスに実在したギャングの友情と裏切りを描く「そして友よ、静かに死ね」の日本公開が、このほど決定した。「あるいは裏切りという名の犬」のオリビエ・マルシャル監督の最新作で、薫り高いフィルムノワールだ。
同作は、警察官としての経歴をもつマルシャル監督が、70年代に“リオンの奴ら”として名をはせた実在のギャング、エドモン・ビダルの激動の半生を、当時の事件とフィクションを織り交ぜて展開するクライムサスペンス。
主人公のエドモンは、自らのルーツに連帯感、忠義、誇りを持っており、ともに臭い飯を食った親友セルジュと派手な強盗事件を繰り返し、伝説のギャングとして一時代を築いた。還暦を迎える年齢となり、昔の自分を忘れようとした矢先、13年ぶりにセルジュと再会したことで、再び危険な道へと動き出す。
ジェラール・ランバンがエドモンを演じたほか、親友セルジュは名優チェッキー・カリョが扮している。カリョは、プロモーションでの来日も予定している。
「そして友よ、静かに死ね」は、9月から全国で公開。