新井浩文「闇金ウシジマくん」で最も“イカれた”肉蝮役を怪演
2012年3月2日 06:00
[映画.com ニュース] 俳優の新井浩文が、山田孝之の主演映画「闇金ウシジマくん」で“最凶最悪”のキャラクター・肉蝮(にくまむし)役を怪演している。「ビックコミックスピリッツ」で連載中の原作でも「本当にいそうで怖い」と評判を呼んでいたが、新井が演じることが発表されると「肉蝮新井くん期待!」「新井さん肉蝮似合う!アツい!」など好意的な見解が、ネット上を賑わせている。
新井扮する肉蝮は、歯はボロボロ、光のない漆黒の目、肩から腕、背中にかけてのタトゥー、真夏でもボア付きコートを着込む大男。その異様なビジュアルに加え、一度キレたら誰にも止められない凶暴性をあわせ持ち、強盗殺人すら平然とおかす役どころだ。
劇中では、林遣都演じる小川純に対し包丁を振り回し「コイツでいろんなトコ、チョン切ってやるよ」と脅し、金を巻き上げるシーンがある。恐喝、拷問(ごうもん)は日常茶飯事で、暴走族や暴力団からも恐れられる肉蝮とウシジマ(山田)の対決からも目を離すことができない。
メガホンをとった山口雅俊監督は、「弱肉強食は『闇金ウシジマくん』の重要なモチーフ。丑嶋は賢く強いが食物連鎖の頂点にいるわけではない。肉蝮もそう。ただただ容赦なく奪い去る孤独な一匹狼」と説明する。だからこそ、「丑嶋と肉蝮の対決も覇権を争う正々堂々としたスタイリッシュなものではなく、熱帯雨林のどこかの片隅でエサを奪い合う生死をかけた戦い。そういう具合に山田孝之くんと対じする役者といえば、いまの映画界ではまず新井浩文くんです」と絶賛している。
山田、新井、林をはじめ、今作には「AKB48」の大島優子がヒロインとして出演する。ほか、崎本大海、やべきょうすけ、岡田義徳、ムロツヨシ、鈴之助、内田春菊、黒沢あすからが共演。
「闇金ウシジマくん」は、8月25日から全国で公開。
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