堤幸彦監督、14年ぶり再タッグの堂本剛は「親子みたいなもの」
2012年2月20日 16:35
[映画.com ニュース] 「KinKi Kids」の堂本剛が昨年9月、京都・平安神宮で行ったソロライブを映画監督の堤幸彦が映像化した「平安結祈 heianyuki」の完成披露試写会が2月20日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。
上映前には、堂本と堤監督が舞台挨拶に登壇。「堤監督がステージに立つ僕の道しるべになってくれた」(堂本)、「僕らは親子みたいなもの。父親が息子のために気合を入れた結果、すごい作品ができてしまった」(堤監督)と堂本の初主演作「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」(1997)以来、14年ぶりの再タッグに手応え十分だった。
昨夏、堂本サイドの意向で、堤監督にライブ映像の撮影を打診したところ快諾。昨年9月2日から3日間限定の予定で行われた「堂本剛 平安神宮公演2011」(9月3日は台風のため中止)のうち、9月4日の公演を収録した。当初、映画化の予定はなかったが、今年1月から劇場公開に向けたプロジェクトが動き出したという。
堂本は「国難に見舞われた日本の悲しみと痛み、そして未来への勇気、希望、愛を凝縮し、命を響かせた。こうした形で映画になったのは不思議なご縁を感じる。堤監督とご一緒し、安心感の中で奏でる音楽は、メッセージが倍増した」。堤監督は「スーパースターという立場でありながら、『何かを伝えなければ』という信念を強力にもっている。“父親”として蓄積したノウハウを剛さんに使ってもらうつもりだったが、実にシンプルな映画に仕上がった。これまでの蓄積がリセットされ、新しい発見をさせてもらった」と共闘に誇らしげな表情だった。
ライブ映像の劇場公開は、ジャニーズ事務所のタレントでは初。TOHOシネマズの全55館をはじめ、全国で全65館と男性ソロアーティストのライブ映像上映として過去最大の規模になり、福島、宮城、岩手、沖縄での特別上映も決定している。
「平安結祈 heianyuki」は2月24日から3月11日まで期間限定公開。
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