オスカーノミネート作の子役T・ホーンが来日 剛力彩芽からバレンタインチョコ
2012年2月14日 15:00
[映画.com ニュース] 第84回アカデミー賞作品賞にノミネートされた「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」に出演している米子役のトーマス・ホーンが同作のプロモーションで初来日。2月14日、女優の剛力彩芽とともに都内のホテルで行われたトークショーに出席した。
今作で映画初出演を果たしたホーンは、「選んでもらえて本当に幸運だと思います。とてもいい経験ができた」と感激しきり。そして「9・11の事故で悲しい思いをされた人々から直接話を聞くことができ、さまざまな人が持っている悲しみを理解することができたと思います。人に対する共感を感じることができました。去年、日本でも大きな地震があったことを聞いています。僕も心から悲しいです」と語った。
ジョナサン・サフラン・フォアの“9・11文学の金字塔”と評されたベストセラー小説を、「リトル・ダンサー」「めぐりあう時間たち」のスティーブン・ダルドリー監督がメガホンをとり映画化。9・11テロで最愛の父を亡くした少年オスカーが心に深い傷を負いながら、父の足跡を追うことで再生していく姿を描く。アカデミー賞作品賞のほか、マックス・フォン・シドーが助演男優賞にノミネートされている。
ホーン演じるオスカーの両親役で、トム・ハンクス、サンドラ・ブロックが初共演したことでも話題を呼んだ。「そばで見ていて感銘を受けました。問題があってうまくいっていなかったオスカーとお母さんがつながるシーンで、監督がサンドラに『涙を流して感情表現してほしい』という話をしたら、サンドラは5秒でなりきっていました」と大物俳優から多くの刺激を受けたようだ。
緊張しないためのコツを剛力に問われると「感情表現をするため周りの人にいろいろ助けてもらった」。そして、「初めての演技で不安だったけれど、監督に『トーマスならできるよ』と言われ、信頼されているからできるんだと思った。撮り直しできるから大丈夫だと言い聞かせていました」と大人顔負けの表情を見せた。
バレンタインにちなみ、剛力から手づくりのチョコレートケーキを贈られると「どうもありがとうございます」と日本語で挨拶。「家族に心から感謝しています。どんなときでも信頼して支えてくれた。僕が演技をすることに疑問を感じたこともあったと思うけれど、新しいことに挑戦することを支えてくれた」と、ともに来日した父親に感謝を述べた。映画「カルテット!」で家族のきずなを体現した剛力も、「どんなことがあっても家族には誰も敵わないし、言葉を交わしていなくても伝わる。明日も一緒にいられることが当たり前だと思わないように、『愛している』『ありがとう』という感謝を伝えたい」と笑顔をのぞかせた。
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」は、2月18日から全国で公開。
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