第62回ベルリン映画祭開幕、マイク・リーら多彩な審査員がずらり
2012年2月10日 20:00

[映画.com ニュース] 第62回ベルリン映画祭が、現地時間の9日に開幕した。当日は雪がちらつき、夜間は零下10度近くまで気温が下がったが、名物ディレクター、ディーター・コスリックのユーモラスなスピーチにのって会場は熱気に包まれた。
クリストファー・リーや、ドイツの名優ブルーノ・ガンツなども顔を揃えたなか、オープニング作品として、ブノワ・ジャコの「王妃に別れを告げて」が上映された。本作はマリー・アントワネット(ダイアン・クルーガー)がベルサイユで過ごした最後の3日間を、彼女の朗読係(「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」のレア・セイドゥ)の視点から描いたもの。レッドカーペットでは監督と主演のふたりに加え、ビルジニー・ルドワイヤンも出席し、華を添えた。

マイク・リーが審査員長を務める今年の審査員メンバーは、多彩な顔ぶれが揃った。フランスからシャルロット・ゲンズブールとフランソワ・オゾン監督、ハリウッドを代表してジェイク・ギレンホール、地元ドイツからはバーバラ・スコバ、さらに、有名なフォトグラファーで映画監督でもあるアントン・コービンや、昨年ベルリンで「別離」が金熊賞に輝いたイランのアスガー・ファルハディ監督ら。
気難し屋として知られるマイク・リーだが、「コスリック氏から審査員長のオファーを聞いたときはうれしいと同時に驚き、ショックを受け、興奮した。自分の仕事は忘れて、他人の映画に集中できるのは大いなる喜び」と告白。また「審査員のメンバーには、どんなイメージも偏見も持たずにオープンな心で作品を見て欲しい」と語った。一方ギレンホールは、「以前からマイク・リー監督の大ファンだったので、とても興奮した。一緒に映画について語り合えるのはとても光栄」と、映画好きな一面を覗かせた。
今年のコンペ作品は計18本。18日の夜におこなわれる授賞式で、栄えある金熊賞が発表される。(佐藤久理子)

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