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May J.が岡本あずさ主演サスペンスで映画主題歌に初挑戦

2012年2月4日 07:00

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公開リハーサルで熱唱するMay J.
公開リハーサルで熱唱するMay J.

[映画.com ニュース] R&BシンガーのMay J.が2月3日、東京・渋谷のClub Camelotで行われた映画「センチメンタルヤスコ」の取材会に、主演の岡本あずさとともに出席した。

May J.は、初となる映画の主題歌(「Only one」)の書き下ろしを担当。アルバム制作中にオファーを受けたそうで、「ものすごくうれしくて、テンションがあがった!」と感激しきり。本作の観賞後に作詞に取りかかり、「自分のことを好きになれないと、誰かを好きになることはできない。誰かを好きになることの大切さを伝えたい。前向きになってもらいたい」と楽曲に込めた思いを明かした。

今作は、人間の闇に焦点を当て、抱えた痛みや愛を掘り下げる。何者かに首を絞められ、意識不明の重体で病院に搬送されたキャバクラ嬢ヤスコ。容疑者として、ヤスコの恋人だった7人の男が浮かび上がる。しかし、7人の証言は食い違っており、隠されていたヤスコの過去が明らかになっていく。

真木よう子が主演した「ベロニカは死ぬことにした」の堀江慶監督が手がけた、劇団CORNFLAKESの同名演劇を映画化。岡本をはじめ池田成志滝藤賢一和田正人坂田聡仁科貴高木万平我妻三輪子山崎一ら個性派俳優が出演した。

これまで清純な役どころを演じてきた岡本は、過去に傷を負った女性ヤスコを体当たりで熱演。「自分とは違う境遇だったけれど、演じているうちにプライベートもヤスコになりきっていました。体重も3キロ減っちゃって」と女優魂を見せた。「ひとつひとつのセリフをここまで考えたのは初めて」と役に向き合い、「愛や命など大きなテーマがあります。(東日本大)震災があって、愛や命に敏感になっている時期なので、いろんな人に見てもらって共感してほしい」と真しな眼差(まなざ)しをのぞかせた。

この日、May J.は公開リハーサルで主題歌「Only one」を披露。のびやかな歌声と力強いパフォーマンスで歌いきり、集まった報道陣を魅了した。

センチメンタルヤスコ」は、春に全国で公開。

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