新人女優・三根梓、主演で銀幕デビュー 西島隆弘&高良健吾と共演
2012年1月30日 05:00

[映画.com ニュース] 新人女優の三根梓が、「シグナル 月曜日のルカ」で映画初出演にして主演を務めることになった。佐賀県出身の三根は、現在20歳。今作では、ある事件をきっかけに3年間、映画館から一歩も出られなくなったヒロイン・杉本ルカを演じる。
演技初挑戦とは思えない、力強い眼差(まなざ)しの女優が世に放たれようとしている。メガホンをとった谷口正晃監督は、「時をかける少女(2010)」では仲里依紗、「スノーフレーク」「乱反射」では桐谷美玲といった若手女優の魅力を、最大限に引き出すことで定評がある。今回も撮影前から三根の演技指導をしたそうで、「三根さんの持つ強い眼差しこそが、この映画には不可欠のものでした。発声の稽古などまさに一からのスタートで、彼女には幾度となく厳しいことを言った」という。だからこそ「撮影終盤、いつしか顔つきがたくましくなった彼女を現場に見たとき、女優が生まれたんだ、と思いました」と語っている。
関口尚の同名小説が原作。ノスタルジックな雰囲気が漂う映画館「銀映館」を舞台に、「月曜日のルカは憂鬱なのでそっとしておく」「ルカとの恋愛は禁止」「ルカの過去については質問してはいけない」という、不思議な3つの約束から始まったルカと恵介(「AAA」の西島隆弘)の“ひと夏の恋”を描く。
三根は、映写技師のルカという役どころについて「感情を抑える役柄だったので、心の変化を表現するのが難しかったです。演技に挑戦する自分と、過去を乗り越えようとするルカとの共通点は、一歩でも前に踏み出すという気持ちだと思いました」と述懐。撮影は昨年8月に行われ、劇場でのシーンは新潟・上越で約100年前から営業を続ける「世界館」で敢行された。無事に演じきったいまは、「監督をはじめ、共演者・スタッフの皆さんに支えていただいたので、なんとか最後まで演じることができたのだと思います」と感謝の気持ちを忘れていない。
ルカへの恋心を次第に募らせていく恵介に扮した西島は、「勇気を出したときの人間は、熱いし温かいです。三根梓さんも、ピュアで熱い温かい方。スクリーンから温度を感じていただけたらうれしいです」と絶賛。一方の三根は「西島さんにはシーンごとに話し合っていただいて、撮影に慣れない私を引っ張っていただきました」と明かす。また、ルカの過去の秘密を知る男ウルシダレイジ役の高良健吾とは、九州出身同士。「いろいろ話しかけていただいて、お芝居に対しても『カメラとか気にせず、気持ちで演じたほうがいいよ』などのアドバイスをしていただきました」とコメントを寄せた。
「シグナル 月曜日のルカ」は、6月9日から全国で公開。
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