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山本太郎、出演作「マイウェイ」は「まだ見ていない」と爆弾発言

2012年1月27日 19:30

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イベントでは、反原発派として環境問題に熱弁をふるう一幕も。
イベントでは、反原発派として環境問題に熱弁をふるう一幕も。

[映画.com ニュース] 現在公開中の「マイウェイ 12,000キロの真実」の大ヒットを記念し1月27日、東京・新宿バルト9で、同作でエキセントリックな野田曹長を怪演した山本太郎によるトークショーが行われた。

山本は登壇するなり、「市民活動のほうが忙しくて映画をまだ見ていない」と爆弾発言で会場をどよめかせた。さらに「DVDをいただいたんですけど、この作品は韓国で半年かかって撮影していますからね。小さな画面で見るのは悔しいじゃないですか(笑)」と理由を説明した。

当初は、野田曹長の役を引き受けることに抵抗もあったという。「日本人が悪いアイコンになるのって、気分悪いじゃないですか。(同作で描かれる)日本人の“悪”という部分をすべて背負うというか、そこに集約されるのは納得がいかなくて……」と複雑な心境だったことを告白。そして「僕がやりたかったのは、浜田学くんがやった(オダギリジョー演じる辰雄に尽くす副官役の)朴訥とした日本人の方だった」とも明かした。

だが、カン・ジェギュ監督から熱心なオファーと説得を受けた。そして、描こうとしているのは残虐な日本人ではなく、「いろんな人間がいるうちの(野田という)ひとり」であることに気付き、引き受けることを決心したという。

イベントでは、会場に集まった一般客とも質疑応答。最後のセリフである“かあちゃん”は、「野田のバックグラウンドを作るため」に山本自身のアイデアで挿入された。しかし、「監督はアドリブを好まない人で、そのひと言を入れるだけでも大変だった」という裏話や、本物の火炎瓶を使用した戦闘シーンの撮影を「本物の戦場だった」と振り返るなど、苦労話が明かされた。

シュリ」「ブラザーフッド」のカン・ジェギュ監督が、オダギリジョーチャン・ドンゴンの日韓2大俳優を主役に据えて描いた「マイウェイ 12,000キロの真実」は公開中。2月に開催されるベルリン国際映画祭では、パノラマ部門でスペシャル上映されることも決定している。

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