サンダンス映画祭で話題沸騰「ベルフラワー」日本公開決定
2012年1月26日 19:00

[映画.com ニュース] 昨年の第27回サンダンス映画祭で熱狂的な支持を得た「ベルフラワー」が、6月に日本で公開されることが決まった。世界滅亡を夢見る若者たちの友情、愛と憎しみを幻覚的なビジュアルとサウンドを駆使して描いた、異色の青春映画だ。
同作は、「マッドマックス2」に登場する悪の首領ヒューマンガスをヒーローと崇める、働く気もなく恋人もいないウッドローとエイデンが主人公。映画に描かれた滅亡後の世界を夢見て、ひたすら戦闘用改造車のチューンアップと搭載する火炎放射器づくりに明け暮れていたが、ウッドローに恋人が誕生する。しかし、彼女の裏切りを知ったウッドローは、怒りと絶望から正気を失い、狂気の世界へと突き進んでいく。
自らの体験に基づく物語で製作、監督、脚本、編集、主演を務めたのは、新鋭エバン・グローデル。今作に人生の全てをかけ、念願のデビューを果たした。サンダンス映画祭での評判が奏功し、その後は米国内外の映画祭で招待上映されている。その結果、若手監督の登竜門といわれるインディペンデント・スピリット・アワードで、撮影賞とジョン・カサベテス賞の2部門でノミネートを受けている(授賞式は2月25日)。
「ベルフラワー」は、1月29日にちば映画祭で特別上映後、6月に東京・シアターN渋谷で都内独占公開。ほか、全国で順次公開される。
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