天願大介の愛弟子、シナリオ大賞グランプリ戴冠
2011年12月28日 20:00

[映画.com ニュース] 新進気鋭の若手脚本家・山崎佐保子が、第17回函館港イルミナシオン映画祭(12月2~4日)で毎年行われている第15回シナリオ大賞のグランプリに相当する、函館市長賞を受賞した(園田新と同時受賞)。山崎の応募作「あんぽんたんとイカレポンチキ」は、壊れかけた家族の再生を描いたロードムービーだが、コミカルな会話劇を織り交ぜたコメディ仕立て。審査員を務めた作家の荒俣宏氏は「候補作中、私のいちばんのお気に入り」と絶賛している。
山崎は2003年に日本映画学校に入学し、荒井晴彦、天願大介、斎藤久志に師事した。卒業後はテレビ番組制作会社のADを経て、11年まで映画.com編集部に勤務。脚本のコンクールに応募するのは今作で6作目だが、10年には新人脚本家の登竜門である城戸賞に「おじいちゃん、死んじゃったって」を応募し、最終ノミネートにまで名を連ねた。
今作「あんぽんたんとイカレポンチキ」執筆に際しては、6月に道内でシナリオハンティングを敢行。帰京後、約1カ月をかけて書き上げた。応募段階から「手ごたえはかなりありました。毎回なんです、気合だけは……」と言葉少なに笑っていた山崎だが、5度目の挑戦で結実した。“師匠”たちからも祝福の連絡があったものの、「脚本は今後も書き続けていきますが、いずれは自分でメガホンをとりたい」と先を見据えている。
同映画祭のシナリオ大賞からは、これまでにも「パコダテ人」(宮崎あおい主演、前田哲監督)、「狼少女」(鈴木達也主演、深川栄洋監督)、「うた魂♪」(夏帆主演、田中誠監督)、「おと・な・り」(岡田准一&麻生久美子主演、熊澤尚人監督)など多くの受賞作が映画化され、劇場公開されている。
なお、同シナリオ大賞で審査員を務めたのは荒俣氏のほか、脚本家の加藤正人、映画プロデューサーの河井信哉、映画監督の林海象の4人。映画祭期間中には、川本三郎、諏訪敦彦、大森一樹、若松孝二、平野勝之、篠原哲雄、あがた森魚ら多くのゲストが来場した。
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