オダギリジョー「マイウェイ」見どころは全編が必見と強調
2011年12月20日 13:11

[映画.com ニュース] 「シュリ」「ブラザーフッド」のカン・ジェギュ監督7年ぶりの新作で、オダギリジョー、チャン・ドンゴン主演のスペクタクル・ドラマ「マイウェイ 12,000キロの真実」の完成披露試写会が12月19日、都内で行われ、カン監督、オダギリ、チャン、ファン・ビンビンが会見した。
同作は、アジアからシベリアを経てノルマンディーまでの壮絶な旅を続けながら、日本、ソ連、ドイツ3カ国の軍服を着て戦った2人の男の絆と魂の成長を描く物語。第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦時に撮影されたドイツ軍の制服を着た東洋人という、アメリカ国立公文書館で実際に保管されていた1枚の写真にまつわるドキュメンタリーに感銘を受けたカン監督が、「どうしても映画にしたい」と熱望し、シナリオ執筆から4年をかけて製作した念願の作品だ。カン監督は、「1カット1カットでベストを尽くした。日本・中国・韓国映画界の発展の役に立てれば。そして、この作品が日本と韓国がお互いを理解し合うよいきっかけになれるとうれしい」と感無量の面持ちだ。
「プライベート・ライアン」に勝るとも劣らない壮絶さが話題の戦闘シーンに挑んだオダギリは、「想像を絶する“ひどさ”でした」と表現。「日本映画では実現できない大規模な戦闘シーン。戦車が行き交ったり、マシンガンを撃ちまくったりなんて、今後もないなと思いました。いい経験をしたと思います」と振り返った。
チャンは、「とにかく寒かった。現場はマイナス17度にもなり、骨身に染みましたね。戦争映画のノウハウは『ブラザーフッド』でわかっていたつもりでしたが、まったく役に立ちませんでした」と現場の過酷さを“寒さ”で表現。女スナイパー役のファンも、「現場では誰も女扱いしてくれませんでした」と苦労を語った。
映画の見どころや必見シーンについて聞かれたオダギリは、「“このシーン”というのはないです。記者の皆さん、見どころは書かなくても結構です(笑)」と全編が必見だと強調。チャンも日本語で「その通りです」と続け、「あえて言うなら、これまでにない大きなスケールで描かれる戦闘シーンを見てほしい」と語った。
「マイウェイ 12,000キロの真実」は、2012年1月14日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)