ミステリー研究家の失踪事件が「世界侵略:ロサンゼルス決戦」に直結!?
2011年11月18日 11:38
[映画.com ニュース] 一見なんの関係もないように見える、あるミステリー研究家の失踪事件と「世界侵略:ロサンゼルス決戦」のブルーレイ&DVD発売という2つの出来事が、ひとつに結び付こうとしている。
インターネットやテレビ、雑誌などのさまざまな媒体を通して提供される断片的な情報を、ユーザーが主体的に集めて解析、その結果によってストーリーが進行する“現実世界を巻き込んだ”ゲームを、「ARG(Alternate Reality Game)」=代替現実ゲームと呼ぶ。そのARGが、「世界侵略」発売に合わせて進行中なのだ。
舞台となる特設サイトは「新野ミステリー研究室」(http://blawatch.jp/niino/)。同研究室の創設者である新野正太郎が突然失踪、正太郎の息子であり私立探偵の新野正和が、事件の背後に横たわる謎を解き明かしていきながら正太郎の行方を追い、そのまま「世界侵略」本編へとつながるストーリーを展開していくという筋立てだ。ユーザーは同研究室の“twitterスタッフ”として登録、同サイトで提供される情報を元に超常現象を追いかけ、事件の全ぼうを見届けるのが使命。最後まで見届けたユーザーには、オリジナルTシャツなどが抽選でプレゼントされる。
映画やゲームのプロモーションとして北米で盛んなARGだが、その走りは01年のスティーブン・スピルバーグ作品「A.I.」との説が濃厚だ。ポスターや予告映像に巧妙に隠された人名や電話番号を手がかりに、関心を持ったユーザーたちが協力して情報を集め、ストーリーを明らかにしていった経緯がある。また近年では、「SUPER 8 スーパーエイト」のJ・J・エイブラムス監督が、このタイプのプロモーションを行なってファンを喜ばせることでも知られている。
エイリアンによる突然の侵略で、世界の主要都市が壊滅。最後の砦となったロサンゼルスでアメリカ海兵隊が激戦を繰り広げる「世界侵略:ロサンゼルス決戦」に、ミステリー研究家失踪事件がどうつながっていくのかに注目だ。ARGキャンペーンは12月21日まで開催予定。ブルーレイ&DVDは、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントより12月21日発売(レンタルも同時スタート)。