「ハードロマンチッカー」真夜中の新宿にキャバ嬢&ホストが結集
2011年11月18日 19:31
[映画.com ニュース] グ・スーヨン監督の半自伝的小説を、松田翔太主演で映画化した「ハードロマンチッカー」の試写会が11月18日深夜、東京・新宿バルト9で行われ、スーヨン監督をはじめセクシー女優の栗林里莉、友田彩也香が参加した。
ドラックがはびこる退廃した雰囲気の街で、暴力しか知らない若者が傷だらけになりながら生き抜く姿を描く。栗林はマサル(柄本時生)の彼女役、友田はタカシ(金子ノブアキ)の部屋でグー(松田)に助けられる女子高生役で、ハードな現実を生きる女性を演じた。
“午前3時の傷だらけのハードロマンチッカー試写会”と銘打ち、真夜中にスタートした試写会は、キャバクラ嬢やホストなど夜の世界で働く人々が参加。栗林と友田はドレッシーでセクシーなベビードール姿で登場し、会場を沸かせた。
故郷の山口・下関で撮影に臨んだスーヨン監督は、「全力でつくった作品です。役者もポテンシャルが高くて、まさに体当たりでのケンカのシーンが撮れた」と自信たっぷり。劇中の暴力シーンは「実際に殴っているところもあり、殴るふりではごまかせない部分がある。暴力がテーマになっているが、格好良いとは思ってもらいたくない。音もカメラワークも役者の段取りもすべて痛さを感じてもらえるように撮っている」と語った。
机が飛んでくるなど過酷な現場に挑んだ栗林は、「本当にすごいことをされています!」。そして「最後までしっかり見ていろんなことを考えて欲しい」とアピールした。
「ハードロマンチッカー」は、11月26日から全国で公開。