「恋の罪」初日から立ち見盛況、園子温監督は感無量
2011年11月12日 14:46

[映画.com ニュース] 園子温監督の新作「恋の罪」が11月12日、全国19スクリーンで封切られ、東京・テアトル新宿で園監督をはじめ、水野美紀、冨樫真、神楽坂恵、津田寛治、小林竜樹が初日舞台挨拶を行った。同劇場では、初回から立ち見客が出る盛況ぶり。園監督は「立ち見の方には申し訳ない気持ちだが、正直うれしい。こういう映画でも(観客が)入るんだと映画界に教えてあげられるし、日本映画の可能性として、多くのプロデューサーに驚きと意外性を与えるはず」と胸を張った。
1990年代に東京・渋谷区のラブホテル街で起きた殺人事件からインスパイアされ、園監督自身がオリジナル脚本を執筆。ある猟奇殺人事件によって結びついた女刑事の和子(水野)、性の喜びに目覚めるセレブ妻・いずみ(神楽坂)、大学助教授と売春婦のふたつの顔をもつ美津子(冨樫)という3人の女性が、それぞれの抑圧から解放される姿が園監督らしい“毒気”たっぷりに描かれる。園監督も「これほど愛してやまない作品はないし、最も愛していると言っても過言じゃない。ずっと心に留めておきたい作品になった」と感無量の面持ちだった。
水野は「念願だった園監督の作品に参加でき、充実した撮影期間を過ごせた。監督には新たな一面を引き出していただき、一生思い出に残る誇りにできる役だった」とこちらも感慨深げ。「監督には何万回感謝しても足りない」(冨樫)、「初日を迎えて、うれしさと緊張のあまり、手が震えてしまう」(神楽坂)と女優陣は気持ちを抑えきれない様子だ。
いずみの夫を演じる津田は、オーディションで役を手にし「実は(園監督の前作)『冷たい熱帯魚』に出たかったのに、出られなかった。だから今回はとにかく、オーディションに呼んでいただくよう仕組みまして(笑)」。園監督の初期作「自転車吐息」からの大ファンだといい「本当に夢のよう。実際、仕事をすると俳優の気持ちがとてもよくわかっている監督さんだった。変な小芝居をすれば、すぐ顔色が変わるし。撮影前に『役者に求めるのは、カーペンターズじゃない。ジャニス・ジョプリンなんだよ』って言っていたのが印象的だった」と振り返った。小林は本作が映画デビューで「ただただすさまじい現場だった」と言葉少なげだった。
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