ハリウッドの映画プロデューサー、景気後退で発言権ダウン
2011年10月28日 20:55

[映画.com ニュース] 景気後退のあおりを受け、ハリウッドで人気プロデューサーへの優遇措置が次々と断ち切られていると、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
ハリウッドのメジャースタジオは、プロデューサーが所属する製作会社と契約を結び、企画開発から製作に至るまでをプロデューサー主導で進めてきた。ヒットメーカーを囲い込むためにはさまざまな好条件を提示して契約を獲得していたが、景気が悪くなった今ではプロデューサーに対して冷淡に対応するようになり、電話を折り返さないケースも珍しくないという。
ウォルト・ディズニーと契約を結ぶヒットメーカーのジェリー・ブラッカイマーが、ジョニー・デップ主演「ローン・レンジャー」を立ち上げるために、キャリアで最も厳しい交渉に直面したのが良い例だ。ロン・ハワード監督とブライアン・グレイザーのイマジン・エンタテインメントは、スティーブン・キングの大長篇「ダーク・タワー」を映画3部作とテレビドラマで完全映像化するという一大プロジェクトを、契約を結ぶユニバーサルに却下された。
また、「シックス・センス」やスティーブン・スピルバーグ作品のプロデューサーとして知られるフランク・マーシャルとキャスリーン・ケネディは、1作品も映画企画を実現できないまま、ソニー・ピクチャーズとの2年契約を終えたばかり。スピルバーグですら、映画企画の実現に苦労を強いられているという。
映画スタジオが突然このような態度を取るようになったのは、景気後退に加え、DVD収益が急激に落ちたためだ。1作品あたりのリスクがあがったため、スタジオ幹部が積極的に映画製作に関与するようになり、人気プロデューサーといえども特別扱いする余裕がなくなったのだという。

PR
©2025 Disney and its related entities
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ